2011年7月21日
隠れ端末と伝送誤りを考慮したホワイトスペース利用型無線LANの性能評価
電子情報通信学会技術研究報告. WBS, ワイドバンドシステム : IEICE technical report
- ,
- 巻
- 111
- 号
- 159
- 開始ページ
- 29
- 終了ページ
- 34
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
利用可能な周波数帯域が逼迫している現在,時間的・空間的には利用されていない帯域であるホワイトスペース(WS)の利用が注目されている.本報告では,WSを利用する無線LANにおいて隠れ端末と伝送誤りが,全体の伝送特性に与える影響について検討した.WSを利用するには,既存の無線局への有害な干渉を避けるため運用中の周波数の状態を定期的にモニタする必要がある.その方法のひとつとして,セル内の全端末が送受信を停止するQuiet Periodを設ける方法が提案されている.無線LANの事実上の標準であるIEEE802.11では非同期分散制御を用いているため,全端末が同期してQuiet Periodを導入するのは容易でない.我々はこれまでにIEEE802.11のオプションであるPCF(集中制御)区間を利用し,この部分にquiet periodを導入する方法を提案した.本報告では,無線LANでは避けられない問題である隠れ端末の影響および伝送誤りを考慮し,提案したQuiet Periodの導入法がスループット・応答時間に与える影響についてシミュレーションを行い,性能を評価した.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110008800255
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11840009
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/11200611
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110008800255
- CiNii Books ID : AA11840009