2003年9月26日
聴性脳幹反応(ABR) における加算平均処理の改善
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
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- 巻
- 103
- 号
- 327
- 開始ページ
- 19
- 終了ページ
- 24
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
聴覚に異常が見られた場合や補聴器をフィツティングする際の聴覚検査では,一般的に聴性脳幹反応(ABR)などの脳波検査が行われる.通常,ABRを検出するためには,被検者に1,000回以上聴覚刺激を与えなければならない.本研究では. ABRがfar-field ootentials であることを考慮し,多チャネル化することにより刺激回数を減らすことを考えた.また,一刺激毎のデータを統計的に検証することにより,加算平均処理の精度向上を図った.頭頂近傍9チャネルでABRを検出する実験を行った.刺激後10msのデータを一刺激毎に評価し,選別したデータのみで加算平均した結果,加算目数が少ないにも関わらず,従来の加算平均処理のABR波形と同等の結果を得ることができた.
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110003286545
- CiNii Books ID : AN1001320X