1996年
リエントラント型空洞共振器アプリケータの加温特性 小規模ファントムを用いた実験的考察:小規模ファントムを用いた実験的考察
日本ハイパーサーミア学会誌
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- 巻
- 12
- 号
- 4
- 開始ページ
- 401
- 終了ページ
- 409
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3191/thermalmedicine.12.401
- 出版者・発行元
- Japanese Society for Thermal Medicine
リエントラント型空洞共振器アプリケータは, 2つのリエントラントを内部に持つ空洞共振器によって構成される癌温熱治療用アプリケータである.本アプリケータによれば, 被加温体の中心に円柱状の高温領域を発生させ得ることが数値解析によって確認されている.本論文では, 実際に加温実験を行い, 直径24cm, 厚さ12cmまでの円筒型の均質ファントムに対して中心部が集中的に加温されることを示した.また, 集中加温を実現するためには, ファントムの厚さをリエントラント間隔の40%程度に保ち, 電界集中具の直径をファントムの厚さの1.5倍程度に大きくし, かつ高周波電力増幅器と空洞共振器の結合を臨界状態にする必要があることを示した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.3191/thermalmedicine.12.401
- ISSN : 0911-2529
- CiNii Articles ID : 130003646528