論文

2014年2月25日

セメント系硬化体の空隙表面の電気的性質がイオン拡散性状に及ぼす影響

セメント・コンクリート論文集
  • 金沢貴良
  • ,
  • 菊地道生
  • ,
  • 佐伯竜彦
  • ,
  • 斎藤豪

67
1
開始ページ
378
終了ページ
385
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.14250/cement.67.378
出版者・発行元
Japan Cement Association

塩化物イオン拡散性状の定量評価に必要な塩化物イオン実効拡散係数を算出する方法として、拡散セル法と電気泳動法があるが、両者より得られる拡散係数は一致しないことが問題となっている。この原因として、空隙構造および空隙表面電位による影響が考えられる。そこで本研究では、空隙構造の影響については酸素拡散係数に基づき、空隙表面電位の影響については電気浸透法から求めた硬化体のゼータ電位に着目し検討を行った。その結果、電気泳動法による拡散係数は空隙構造による支配的影響を受けていることと、ゼータ電位と電気泳動法による拡散係数から拡散セル法による拡散係数の換算が可能であることを明らかにした。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.14250/cement.67.378
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201402281713075702
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130004745772
ID情報
  • DOI : 10.14250/cement.67.378
  • ISSN : 0916-3182
  • J-Global ID : 201402281713075702
  • CiNii Articles ID : 130004745772

エクスポート
BibTeX RIS