論文

2014年2月25日

混和材を用いたセメント系硬化体の耐硫酸塩性に及ぼす浸漬環境の影響

セメント・コンクリート論文集
  • 佐藤賢之介
  • ,
  • 斎藤豪
  • ,
  • 佐伯竜彦
  • ,
  • 菊地道生

67
1
開始ページ
348
終了ページ
355
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.14250/cement.67.348
出版者・発行元
Japan Cement Association

本研究は、普通ポルトランドセメント(OPC)に高炉スラグ微粉末(BFS)-無水せっこう(AH)-石灰石微粉末(LSP)、フライアッシュ(FA)-シリカフューム(SF)、およびBFS-SFを用いたセメント系材料について、硫酸塩種および温度条件が硫酸塩劣化機構に及ぼす影響を明らかにし、Na2SO4とMgSO4、さらに高温条件を考慮した総合的な耐硫酸塩性に優れた材料設計を提案することを目的とした。その結果、硫酸塩種の違いは硫酸塩溶液のpHに影響を及ぼし、さらには水和生成物が変化することで劣化形態が異なるものと考察した。温度条件もpHを変動させる要因となり、高温条件下では劣化が激しくなると考えられた。またBFS置換率70%とした材料に、AH5~10%およびLSP10%を併用混和することで耐硫酸塩性が向上した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.14250/cement.67.348
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201402276523888290
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130004745776
ID情報
  • DOI : 10.14250/cement.67.348
  • ISSN : 0916-3182
  • J-Global ID : 201402276523888290
  • CiNii Articles ID : 130004745776

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