MISC

2012年3月

急性DSS腸炎におけるマレイン酸イルソグラジン(ガスロンN)注腸治療効果の検討

消化器と免疫
  • 山口 花
  • 鈴木 健司
  • 孫 曉梅
  • 本田 穣
  • 河内 裕介
  • 横山 純二
  • 永田 昌毅
  • 富田 雅之
  • 河内 裕
  • 渡辺 賢一
  • 高木 律男
  • 朝倉 均
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48
開始ページ
124
終了ページ
129
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本消化器免疫学会

マレイン酸イルソグラジン(IM;商品名 ガスロンN)は広く臨床で使用されている胃炎・胃潰瘍治療剤であり、ギャップ結合細胞間コミュニケーション活性化作用や抗炎症作用などが明らかにされている。我々はC57BL/6Jマウスに3%Dextran sulfate sodium(DSS)を自由飲水させて腸炎を惹起し、IMを注腸投与し、その効果を検討した。病態コントロール群に比べ、IM治療群ではDSS腸炎の臨床所見・病理組織学的所見が改善した。このメカニズムとして、IMは、DSSによる粘液分泌減少を抑制し、タイトジャンクションやギャップ結合の機能を改善させている可能性が示唆された。(著者抄録)

ID情報
  • 医中誌Web ID : 2012236548

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