2014年8月
CBCT頭蓋顎顔面硬軟組織三次元データと歯列模型三次元データ統合モデルの開発
日本顎変形症学会雑誌
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- 巻
- 24
- 号
- 3
- 開始ページ
- 218
- 終了ページ
- 224
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.5927/jjjd.24.218
- 出版者・発行元
- (NPO)日本顎変形症学会
顎変形症と診断され、両側下顎枝矢状分割法にて下顎単独後退術を行った下顎前突症5名(女性4名、男性1名、平均20歳)を対象に、CBCT頭蓋顎顔面硬軟組織三次元データと歯列模型三次元データを統合して頭蓋顎顔面硬軟組織三次元モデルを構築し、術後の軟組織変化における精度について検討した。CBCT硬軟組織データの歯列領域を歯列模型三次元データで置換する本統合方法は、歯列部露出顔面三次元データを介して共通領域での位置合わせで統合可能であった。1名の1週間間隔で3回計測した繰り返し精度(平均値)は、下顎右側犬歯尖頭で0.24mm、下顎右側中切歯切縁で0.27mmであり、各任意点での3回の測定値の平均値の差の一元配置分散分析で評価し有意差はなかった。5名の統合精度(平均値)は、下顎右側犬歯尖頭で0.23mm、下顎右側中切歯切縁で0.20mm、下顎左側犬歯尖頭で0.20mmであり、各症例ごと、計測部位ごとの平均値の差を二元配置分散分析で評価し有意差は認めなかった。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.5927/jjjd.24.218
- ISSN : 0916-7048
- 医中誌Web ID : 2015034335