基本情報

所属
新潟大学 (名誉教授)

J-GLOBAL ID
200901065205023294
researchmap会員ID
1000019088

理学博士(京都大学)。電子サイクロトロン共鳴(ECR)プラズマ生成及び非電磁誘導RFトカマクプラズマ実験,プラズマX線計測によるRF電流駆動時の高速電子形成を研究し,プラズマ加熱・制御に用いるジャイロトロンの高周波数化の研究開発にも従事した。その後,X線計測による電子ビーム解析及びECR加熱時のタンデムミラーのプラグ・ポテンシャル形成について調べると同時に,ジャイロトロンとは物理機構の異なる遅波電磁波源の研究に着手し,米国メリーランド大学と相対論的大強度後進波発振器の共同研究を行った。このとき周期構造を用いた遅波構造を有する後進波発振器実験において,速波電磁波源で見られる通常のドップラー効果とは異なる異常ドップラー効果による遅波サイクロトロンモードとその共鳴相互作用の有効性を見出した。実験と並行して,電子の擾乱を3次元に扱った電子ビームとプラズマ波動相互作用の解析モデルを開発し理論的な研究を行った。周期構造による疑似プラズモンによりマイクロ波からミリ波・サブミリ波,さらにはX線領域まで幅広い周波数領域で大強度電磁波源が可能となることを示した。さらに近接場である疑似プラズモンが有するスピン角運動量と軌道角運動量に着目して,エネルギー 制御とともに運動量制御を可能とする新たなテラヘルツ波発生機構の解明と応用技術の開発を行た。


経歴

  6

論文

  138

MISC

  36

講演・口頭発表等

  137

共同研究・競争的資金等の研究課題

  10