タンカーの揚油荷役のための配管・ポンプシステムに対する最適設計手法を開発した. 揚油時間の短縮化, 配管系サイズおよび揚油ポンプ規模の縮小化および隣接タンク間液面レベル差の低減という複数個のシステム設計目標を同時に考察するために, 非線形多目的最適化と動的シミュレーション・モデルを組み合わせた設計手法を提出し, 実タンカーに対する数値解析を通じて本手法の有効性の検証と, 最適解の合理性の確認を行った.