2005年
琉球列島の西表島で蛙の鳴き声トラップに誘引された蚊類について
衛生動物
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- 巻
- 56
- 号
- 2
- 開始ページ
- 65
- 終了ページ
- 71
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.7601/mez.56.65_1
- 出版者・発行元
- 日本衛生動物学会
2004年6月12-18日に, 琉球列島の西表島の森林地帯の2ヵ所で, 蛙の声をCDプレイヤーで鳴らし, 直ぐ近くにCDCライトトラップを設置し蚊類を採集した.第一地点で合計777個体, 2地点で257個体のハエ目の昆虫が採集された.それらのうち, 次の4種の吸血性昆虫(雌)が両地点で目立って多く採集された.マックファレンチビカは第一地点で580個体(74.6%), 第二地点で193 (75.1), ヤエヤマカニアナチビカ19(2.4)と27 (10.5), ヤマトケヨソイカ106 (13.6)と20(7.8), また, ルソンコブハシカが第一地点のみで39個体(5.0%)が採集された.これらの蚊にケージ内でヌマガエルを暴露すると, 吸血行動が見られ, 多くの個体が吸血した.このことからこれらの蚊は自然界でカエルの鳴き声に誘引され, 吸血していると思われる.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.7601/mez.56.65_1
- ISSN : 0424-7086
- CiNii Articles ID : 110004048860
- CiNii Books ID : AN00021948