共同研究・競争的資金等の研究課題

1995年 - 1997年

膜型メタロプロテイナ-ゼ(MFMMP)と乳癌の転移

文部科学省  科学研究費補助金(国際学術研究)  国際学術研究
  • 清木元治
  • ,
  • 喜納宏昭
  • ,
  • StehelinDom, MurphyGilia
  • ,
  • ThompsonEri
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  • 滝野隆久
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  • 達家雅明
  • ,
  • 佐藤博
  • ,
  • トンプソンエリク
  • ,
  • ゴールドバーググレゴリ
  • ,
  • 岡田明子

課題番号
07044240
体系的課題番号
JP07044240
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
9,900,000円
(直接経費)
9,900,000円
(間接経費)
0円
資金種別
競争的資金

1、MT1-MMPが様々な癌組織(肺癌、胃癌、上咽頭癌、大腸癌、乳癌、グリオブラスト-マなど)で発現しており、gelatinase A活性化と相関し、リンパ節転移とも相関した。2、大腸菌で発現させた酵素を用いることにより、MT1-MMPがプロテア-ゼを介することなく直接ゼラチナ-ゼAの活性化を行うことを明らかにした。3、胃癌組織を免疫染色する事により、癌細胞でMT1-MMPとgelatinase Aが共に強陽性であった。また、周辺の線維芽細胞にも両者の発現が認められた。4、大腸癌組織のin situ hybridizationによる検索でMT1-MMPは癌細胞自身と周辺の線維芽細胞で発現しており、ゼラチナ-ゼAは維線芽細胞だけで発現していた。5、MT1-MMPと近縁のMT2-MMP,MT3-MMPについての検討も浸潤性乳癌に20例に対して加えた。Nor ther n biottingによるmRNA発現がMT1-MMPでは前例で認められたのに対して、MT2-MMPは25%また、MT3-MMPは認められなかった。6、細胞表層でのゼラチナ-ゼA活性化に対するTIMP-2の役割をインビトロの実験モデルを構築して調べることにより、TIMP-2がMT1-MMPにゼラチナ-ゼAを結合させるアダプタ-分子として機能し、MT1-MMPが存在する部位へとゼラチナ-ゼAを濃縮する役割を担っているこ...

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/p/07044240
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-07044240
ID情報
  • 課題番号 : 07044240
  • 体系的課題番号 : JP07044240