共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2018年3月

日本のネイチャーライティンク゛における交感表象の歴史的様相

科学研究費補助金  

資金種別
競争的資金

「日本のネイチャーライティンク゛における交感表象の歴史的様相」
は、「日本のネイチャーライティンク゛」の歴史的展開を交感表象の視点から提起し
ようとするものて゛ある。タイトルは3つのキーワート゛から成る。「日本のネイ
チャーライティンク゛」、「交感表象」、そして「歴史的様相」て゛ある。その含意 は、以下の3点て゛ある。(具体的な研究対象は「近代文学」に限定。)1.「日本のネ イチャーライティンク゛」研究を比較文学的視点から中心化すること 2.「交感表 象」のありかた、特徴に注目し、その構造を明らかにすること 3. 1、2、につい てその「歴史的様相」を調査・把握すること 平成27年度は、初年度として、「日本のネイチャーライティンク゛」の歴史的体系化 を進め、日本文学に新たな視座を提供するため、研究者間の基本的認識の共有をめ さ゛した。とくに日本における「サフ゛ライム美学」の成立期とされる明治30年代 (1897~19006年)前後を焦点化した。具体的には年2回の合同研究会(夏:長野県 蓼科、春:滋賀県高島)を開催し、研究基盤の共有・照合・確認・意見交換を行っ た。研究フ゜ロセスとしては、個人の研究を掘り下け゛るという縦の動きと、恊働的に 研究を進めるという横の動きの双方を推進しかつ相関させるため、研究の進捗状況を報告・発表し、恊働的に研究を進めるための前提的議論と仮説的議論を行った。また、個別研究テーマの理論面の報告・討論を行った。平成28年度は、8月に行う合 同研究会にネイチャーライティンク゛の体系的把握に中心的役割を果たしたアメリカ 合衆国のScott Slovic教授を迎え意見交換を行う予定て゛ある