MISC

2003年

静岡県下田市田牛地先の異なる水深における褐藻カジメ・アラメ群落の特徴.

SUISANZOSHOKU
  • 芹沢如比古
  • ,
  • 村上裕重
  • ,
  • 田中次郎
  • ,
  • 青木優和
  • ,
  • 坂西芳彦
  • ,
  • 平田徹
  • ,
  • 御園生拓
  • ,
  • 横浜康継

51
3
開始ページ
287
終了ページ
294
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11233/aquaculturesci1953.51.287
出版者・発行元
日本水産増殖学会

2001年4月に静岡県下田市田牛地先の水深0, 2.5, 5, 10, 15, 20, 23mで, 任意に設置した1m2方形枠2個でのカジメおよびアラメ (褐藻, コンブ目) の刈り取り調査を行なった。カジメ・アラメの現存量は0.13~1.50kg乾重/m2で, 水深0~2.5mで最大, 水深23mで最小であった。カジメの密度は水深2.5mの20個体/m2から水深20mの49個体/m2まで水深に伴って徐々に増加した。アラメの密度は水深0mでは31個体/m2, カジメと混生していた水深2.5mでは4個体/m2であった。カジメの茎長, 茎径の平均値は水深23mで最小 (17.2cm, 11.0mm) , 水深2.5mで最大 (91.5cm, 23.2mm) であったが, 中央葉長は水深に関係なく22.0~29.1cmであった。水深0mのアラメの茎長, 茎径, 枝長の平均値はそれぞれ, 45.3cm, 27.1mm, 6.8cmであった。海中林周辺あるいは内部の海藻類を調べた結果, 緑藻類8種, 褐藻類26種, 紅藻類34種の計68種を確認し, 総種数は水深15m以深で多かった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11233/aquaculturesci1953.51.287
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/10011719988
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00232782552?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.11233/aquaculturesci1953.51.287
  • ISSN : 0371-4217
  • ISSN : 2185-0194
  • CiNii Articles ID : 10011719988

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