長岡 利

J-GLOBALへ         更新日: 17/12/15 02:53
 
アバター
研究者氏名
長岡 利
 
ナガオカ サトシ
URL
http://www.gifu-u.ac.jp/~skinou/index.html
所属
岐阜大学
部署
応用生物科学部 応用生物科学科 応用生命科学講座 食品科学系 食品分子機能学研究室
職名
教授
学位
農学博士(名古屋大学), 農学修士(千葉大学), 農学士(宇都宮大学)
その他の所属
応用生物科学研究科連合農学研究科

プロフィール

ラクトスタチンの媒介する新規コレステロール代謝調節系の解明/これまで、どの起源のタンパク質からも、in vivoで機能するコレステロール(CHOL)代謝改善ペプチドは発見されていなかった。我々はCHOL代謝改善ペプチド(IIAEK)を世界に先駆けて初めて発見し、IIAEKを「lactostatin:ラクトスタチン」と命名した。外因性オリゴペプチドの媒介するCHOL代謝調節系は、未開拓の研究領域である。我々のラクトスタチンの発見は、タンパク質のアミノ酸配列には、未知のCHOL代謝調節シグナルが潜在している可能性(新仮説)を示すものであり、現在、ラクトスタチンの媒介する新しいCHOL代謝調節系を探索中である。/食品由来脂質代謝改善ペプチドの特定・網羅解析・作用機構解明・高機能化/我々は、動物実験評価だけではなく、ヒト臨床試験を含めて、従来の大豆タンパク質よりも極めて強力なコレステロール代謝改善作用を発揮するリン脂質結合大豆ペプチド(CSPHP)を世界で初めて開発した。厚生労働省に許可された新しい特定保健用食品素材(CSPHP)を含む、特定保健用食品「コレステブロック」が誕生し、現在販売中(http://www.kyowa.co.jp/health/)である。/ポリフェノールの媒介する新規脂質代謝調節系の解明/さまざまなポリフェノールの抗動脈硬化作用が注目されている。我々は大豆ゲニステインの抗動脈硬化因子(アポリポタンパク質A-I:アポA-I)遺伝子発現に対する機能を遺伝子工学・分子生物学・細胞工学的手法により検討し、ゲニステインによるアポA-Iの転写活性化には、エストロゲン受容体が関与することを世界で初めて明らかにした。/食品由来ペプチドの抗肥満・抗糖尿病作用/長寿関連遺伝子を活性化する食品成分に関する研究/健康食品/遺伝子資源/地域特産物/健康食品一般/脂質、ペプチド、ポリフェノール/DNAアレイ、ペプチドアレイ/機能性ペプチドの最新応用技術/ペプチドアレイ、PCR、動物実験室

研究分野

 

経歴

 
2007年
 - 
2015年
岐阜大学 応用生物科学部 教授
 
 
   
 
岐阜大学 応用生物科学部 応用生命科学講座 助教授
 
1988年
 - 
1989年
日本学術振興会 特別研究員
 
1989年
 - 
1993年
岐阜大学農学部生物資源利用学科 助手
 
1993年
   
 
- 岐阜大学農学部生物資源利用学科 助教授
 

学歴

 
1983年4月
 - 
1986年3月
名古屋大学 農学研究科 農芸化学
 
1977年4月
 - 
1981年3月
宇都宮大学 農学部 農芸化学
 

委員歴

 
 
   
 
日本栄養食糧学会  中部支部評議員
 

受賞

 
1996年
社団法人・日本栄養食糧学会・奨励賞
 
2005年3月
社団法人・日本農芸化学会・農芸化学研究企画賞
 
受賞研究テーマ「ペプチドの媒介する新規脂質代謝調節系の解明を基盤にした革新的脂質代謝改善食品素材を含む革新技術の創成」
2005年4月
文部科学大臣表彰・科学技術賞(研究部門)
 
受賞研究テーマ「新しいコレステロール低減化ペプチドに関する研究」
2008年11月
日本農芸化学会第153回中部支部例会・中部支部維持会員賞
 
2009年10月
日本農芸化学会第156回中部支部例会・中部支部維持会員賞
 

論文

 
長岡 利(岐阜大学農学部)
日本栄養食糧学会誌   49(6) 303-313   1986年6月
長岡 利(岐阜大学食品科学講座),粟野 貴子(岐阜大学食品科学講座),永田 尚子(岐阜大学食品科学講座),正岡 元棋(岐阜大学食品科学講座),堀 悟郎(協和発酵工業(株)),橋本 啓(静岡県立大学)
Biosci.Biotech.Biochem.   61(2) 354-356   1997年2月
Kanamaru Yoshihiro(Gifu University, Department of Food Science),Ikeda Satoru(Gifu University, Department of Food Science),Yang Shan-Ming(Gifu University, Department of Food Science),Kaneko Tetsuo(Meiji Milk Products),Kuwata Tamotsu(Meiji Milk Products),Nagaoka Satoshi(Gifu University, Department of Food Science),Shimizu Makoto(University of Tokyo),Sachdev GoverdhanP.(University of Oklahoma)
Biochem.Biophys.Res.Commun.   249(3) 618-623   1998年8月
リン脂質結合大豆ペプチドが高コレステロール血症の成人男子の脂質代謝に及ぼす影響
山本 茂(徳島大学医学部),翁 玉青(中山医学院),陳 姿秀(徳島大学医学部),堀 悟郎(協和発酵工業(株)),森下 幸治(協和発酵工業(株)),神谷 俊一(協和発酵工業(株)),松岡 一裕(協和発酵工業(株)),山元 一弘(協和発酵工業(株)),長岡 利(岐阜大学食品科学)
健康・栄養食品研究   1(3/4) 51-58   1998年10月
堀 悟郎(協和発酵工業(株)),山元 一弘(協和発酵工業(株)),森下 幸治(協和発酵工業(株)),武川 狭織(協和発酵工業(株)),神谷 俊一(協和発酵工業(株)),長岡 利(岐阜大学食品科学)
日本栄養食糧学会誌   52(3) 135-145   1999年3月

Misc

 
Koji Nakade, Hideki Kaneko, Takao Oka, Abdulatef M. Ahhmed, Michio Muguruma, Masahiro Numata, Satoshi Nagaoka
Bioscience, Biotechnology and Biochemistry   73(3) 607-612   2009年
The mechanism for the hypocholesterolemic action of a cattle heart protein hydrolysate (HPH) is clarified. The micellar solubility of cholesterol in vitro was significantly lower in the presence of HPH than in the presence of casein. The suppressi...
Yoshihiro Kanamaru, Satoru Ikeda, Shan Ming Yang, Tetsuo Kaneko, Tamotsu Kuwata, Satoshi Nagaoka, Makoto Shimizu, Goverdhan P. Sachdev
Biochemical and Biophysical Research Communications   249(3) 618-623   1998年
A monoclonal antibody (mAb; a mouse IgM referred to as 1CF11) recognizing various human glycoproteins was obtained. While the immunoreaction of glycoproteins from human secretions including milk, saliva, and bronchus was demonstrated as a typical ...
Satoshi Nagaoka, Kazuo Shimizu, Hideki Kaneko, Fumi Shibayama, Kensei Morikawa, Yoshihiro Kanamaru, Ayako Otsuka, Tomohiro Hirahashi, Toshimitsu Kato
Journal of Nutrition   135 2425-2430
This study was designed to clarify the mechanisms of the hypocholesterolemic action of Spirulina platensis concentrate (SPC) and identify the novel hypocholesterolemic protein derived from SPC. We investigated the effects of casein or SPC on the s...
Kensei Morikawa, Itsuo Kondo, Yoshihiro Kanamaru, Satoshi Nagaoka
Biochemical and Biophysical Research Communications   352(3) 697-702   2007年
Our group previously discovered a novel hypocholesterolemic pentapeptide (IIAEK: Ile-Ile-Ala-Glu-Lys, or what we describe as "lactostatin") derived from bovine milk β-lactoglobulin. To clarify the mechanism of the hypocholesterolemic action of lac...
Mai Hirose, Taishi Ando, Rahman Shofiqur, Kouji Umeda, Yoshikatsu Kodama, Sa Van Nguyen, Tsuyoshi Goto, Masaya Shimada, Satoshi Nagaoka
Nutrition and Metabolism   10(1)    2013年
Background: There is completely no report about both hen egg anti-lipase immunoglobulin yolk (IgY) and its anti-obesity action. Thus, we tried to isolate and characterize a novel anti-lipase immunoglobulin from hen egg yolk. Moreover, we investiga...

書籍等出版物

 
牛乳成分の特性と健康 IV.乳清タンパク質の血清コレステロール低下作用
光生館   1993年   
Cholesterol-lowering proteins and peptides. “Neutraceutical Proteins and Peptides in Health and Disease”
長岡 利(岐阜大学応用生物科学部)
TAYLOR&FRANCIS GROUP.   2006年2月   
食品機能性の科学(大豆タンパク質・ペプチド)
長岡 利(岐阜大学応用生物科学部)
産業技術サービスセンター(株)   2008年4月   
種子のバイオサイエンス(改訂版)、8-1-5 ダイズの生理機能性ペプチド
長岡 利(岐阜大学応用生物科学部)
学会出版センター   2009年2月   
大豆のすべて
長岡 利(岐阜大学応用生物科学部)
サイエンスフォーラム   2009年4月   

講演・口頭発表等

 
ABCA1発現低下を介してコレステロール吸収を抑制する
Comparative studies on the improving effects of cholesterolmetabolism induced by soyprotein sumizyme hydrolysate with bound phospholipids or chitosan. [招待有り]
Nagaoka Satoshi(Gifu University, Department of Food Science),Ishikawa Hironobu(Gifu University, Department of Food Science),Shibayama Fumi(Gifu University, Department of Food Science),Hori Goro(Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd.),Hara Takahiro(Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd.),Yamamoto Kazuhiro(KyowaHakko Kogyo Co., Ltd.)
Third International Soybean Processing and Utilization Conference   2000年10月   
招待講演
Development of transgenic rice accumulating α´ subunit of soybean β-conglycinin in a low glutelin mutant of'Koshihikari'rice variety
Naoki KATO, Yoshiki AMARI, Atsushi EKYO, Cerrone CABANOS, Machiko SAWADA, Eiko OKUDA, Taro MASUDA, Masaharu KURODA, Satoshi NAGAOKA, Fumio TAKAIWA, Shigeru UTSUMI, Nobuyuki MARUYAMA
2011年11月   3rd International Symposium on Frontiers in Agriculture Proteome Research
DNAアレイによるエラグ酸の脂質代謝改善作用機構解析
長岡 利(岐阜大学応用生物科学部)
日本農芸化学会中部支部156回例会   2009年10月   社団法人・日本農芸化学会中部支部
DNAアレイによるエラグ酸の脂質代謝関連遺伝子に対する影響の網羅解析
長岡 利(岐阜大学応用生物科学部)
2010年度日本農芸化学会大会   2010年3月   社団法人・日本農芸化学会

Works

 
食品化学II教科書
長岡 利(岐阜大学農学部生物資源利用学科食品科学講座)   教材   2000年4月
食品化学II教科書
長岡 利(岐阜大学農学部)   教材   2001年4月
食品化学II教科書
長岡 利(岐阜大学農学部)   教材   2003年4月
食品化学II教科書
長岡 利(岐阜大学応用生物科学部)   教材   2004年4月
食品化学II教科書
長岡 利(岐阜大学応用生物科学部)   教材   2005年4月

競争的資金等の研究課題

 
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2014年 - 2016年    代表者: 長岡 利
文部科学省: 科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)
研究期間: 2013年 - 2015年    代表者: 長岡 利
高い血漿低密度リポタンパク質(LDL)レベルは動脈硬化症等のリスクを増大させることが知られている。LDLレベルは主に肝臓で発現しているLDL受容体(LDLR)により調節されている。そして近年、LDLRタンパク質の分解を促進する因子として Proprotein convertase subtilisin/kexin type 9 (PCSK9)が発見され、血漿LDLレベルに影響を与える新たな因子として注目を集めている。我々は、茶に含まれる主要なポリフェノールであるEpigallocatech...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2011年 - 2013年    代表者: 長岡 利
(1)CHOL輸送担体の腸ABCA1遺伝子を用いたルシフェラーゼ分析により、ラクトスタチンの媒介する腸のCHOL吸収抑制作用には、LXRが関与することが示唆された。(2)ペプチドアレイにより、大豆オレオシンの胆汁酸結合ペプチドを網羅解析し、2種類の新規胆汁酸結合ペプチドを発見した。発見したペプチドは、VAWWMYと比較して、in vitroでのCHOLミセル溶解性を顕著に低下させるとともに、ラットにおいて、CHOL吸収抑制作用を発揮した。(3)大豆β-コングリシニンα´サブユニット由来のペ...
文部科学省: 科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)
研究期間: 2009年 - 2010年    代表者: 長岡 利
ポリフェノールの脂質代謝改善作用に関与する新規情報伝達系の解明について、本年は、特に、茶カテキンのLDL受容体活性化機構について研究した。【目的】高い血漿低密度リポタンパク質(LDL)レベルは動脈硬化症等のリスク増加につながることが知られている。LDLレベルは主に肝臓で発現しているLDL受容体(LDL-R)によって調節を受けており、LDL-Rを活性化する因子を探索し、その機構を解明することが求められている。当研究室では、茶に含まれるポリフェノールであるエヒ。ガロカテキンガレート(EGCG)...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2008年 - 2010年    代表者: 長岡 利
[1]ペプチドアレイにより、大豆タンパク質のCHOL吸収抑制作用に寄与している胆汁酸結合ペプチドを探索した結果、対照ペプチドより胆汁酸結合能が高い胆汁酸結合ペプチドを発見した。さらに、CHOL吸収抑制ペプチドであるVAWWMYの高機能化ペプチドとして、PWWWMY、VIWWFKを発見した。[2]ラクトスタチンのコレステロール7α-水酸化酵素(CYP7A1)遺伝子転写活性化機構をLUC(ルシフェラーゼ)分析で解析した結果、HNF4およびHNF3結合領域がラクトスタチンのCYP7A1遺伝子転写...

特許

 
長岡 利, 島田 昌也, 高松 清治, 坂田 哲夫
長岡 利, 島田昌也, 田中 潤司, 単 少傑, 下田 博司, 岡田 忠司, 村井 弘道
長岡 利, 後藤 剛, 草田 未央, 加島 優里, 兼松 智, 渡邉 鈴代, 川島 拓司, 中村 正
長岡 利, 後藤 剛, 草田 未央, 加島 優里, 兼松 智, 渡邉 鈴代, 川島 拓司, 中村 正
2935837

社会貢献活動

 
日本テレビ「おもいっきりテレビ・なるほどなっとく・バターをもう一度見直そう!」
【】  日本テレビ/おもいっきりテレビ・なるほどなっとく  日本テレビ/おもいっきりテレビ・なるほどなっとく  1998年9月26日
社団法人・日本栄養食糧学会中部支部評議員
【】  1999年10月1日 - 2012年3月31日
岐阜県立加茂高校・出前講義
【】  岐阜県立加茂高校  岐阜県立加茂高校  2000年11月9日
食品・遺伝子・健康の不思議な世界/招待講演講師
研究室発
【】  中日新聞/新聞(朝刊)  中日新聞/新聞(朝刊)  2001年6月19日
健康食品を食文化に融合
岐阜県立各務原西高校・出前講義
【】  岐阜県立各務原西高校  岐阜県立各務原西高校  2001年11月11日
食品・遺伝子・健康の不思議な世界/招待講演講師

その他

 
2004年10月   インターネットチュートリアルによる大学院講義の試行
岐阜大学医学部のMEDOCの方法による、インターネットチュートリアルによる大学院講義の試行を行った。その際には、「シナリオ」などの作成・学生の対応などで中心的な役割を果たす「Director」を担当した。/Director