書籍等出版物

2012年9月15日

医用画像工学ハンドブック 「6. 画質評価」

  • 池田充

担当区分
単著
出版者・発行元
日本医用画像工学会
総ページ数
担当ページ
139-157
記述言語
日本語
著書種別
DOI
ISBN
9784990666705

画質評価は,物理的な指標による評価と人間系による視覚評価に大別される.医用画像においては医師による視覚評価が最終的な画質評価となるが,客観性のある物理的な指標による評価も不可欠なものである.まず,空間分解能の評価方法であるMTFについて,その意味を明らかにし,デジタルシステムにおけるMTFによる評価法の問題点について述べる.また,放射線画像の場合,MTFの測定には特有の困難さが存在するが,放射線画像におけるMTFの測定法について解説する.ついで,雑音に関する評価法NPSについて,その意味を明らかにし,その測定方法について述べる.さらに,NEQとDQEについて述べ,デジタルX線撮影系における雑音の種類について述べる.信号検出理論の立場から視覚評価法について述べ,観測者モデルを導入することによる視覚評価結果の解釈について述べる.次いで,視覚評価の結果の客観化において中心的役割を果たしているROC解析について,視覚評価法から見

ID情報
  • ISBN : 9784990666705