2019年7月24日
X線CT画像上の雑音分散に対する検出器モデルの影響
第38回日本医用画像工学会大会
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- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- ポスター発表
- 開催地
- 奈良春日野国際フォーラム 甍~ I・RA・KA ~
雑音を量子雑音に限定した場合における X 線 CT 画像上の関心領域内の(「空間平均」の意味での)雑音分散の(「集団平均」の意味での) )期待値について,X 線検出器のモデル(quantum counter と energy integrating detector) の差が与える影響について検討した.両検出器モデルの出力が類似した結果を与える条件下で,CT 画像上の関心領域内の雑音分散の期待値について,解析的に計算した結果と仮想的な撮影系を使用したシミュレーション画像から推定した値について検討した.両モデルにおいて,解析的に計算した期待値はシミュレーション画像から推定した値とよく一致した.また,両モデル間で,雑音分散の値の差は少ない結果となった.今回の検討結果からは,両モデルの CT 画像上の関心領域内の雑音分散に与える影響は少なく,同雑音分散に関する検討において簡易な quantum counter モデルでの検討の高い頑健性が示唆された.