1996年
山地河川における河谷堆積層への伏流過程と河道流況の変化に関する研究(共著)
土木学会論文集
- ,
- 巻
- 533
- 号
- 533
- 開始ページ
- 21
- 終了ページ
- 29
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/jscej.1996.533_21
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
河川流域のなかには, ダム下流部の減水区間で河道が枯渇状態になる場合があり, 河川環境として種々の問題を生んでいる. 近年, 貯水池から環境維持流量が放流されつつあるが, 河谷内に厚い堆積層をもつ河川では伏流現象が卓越し, 期待されたほど流況が改善されないケースがある. 本研究は, ダム下流部の伏流過程について, 現象の支配要因を明確にするために理論的解析を行い, 環境維持流量の評価に基礎的情報を提供しようとしたものである. 導出された解析解を数値解によって検証するとともに, 水理実験や実際の山地河川における現地観測結果とも比較し, 理論解の有効性を検討した. 本研究によって, 従来, 十分な解析がなされて来なかった伏流現象について, 水理学的特性の一端が明らかとなった.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscej.1996.533_21
- ISSN : 0289-7806
- ISSN : 1882-7187
- CiNii Articles ID : 10001789719
- CiNii Books ID : AN10014020