1994年3月
シャルル・ボネの『心理学試論』-人間の「魂」の理解について-
名古屋大学言語文化部『言語文化論集』
- 巻
- 15
- 号
- 2
- 開始ページ
- 53-78
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
ボネは感覚論の立場から、人間精神の種々の観念が生成する過程を「心理学」として考察した。精神活動への身体的要素の関与に注目する一方、人間の知的諸機能の発達に言語が決定的役割を果たすと考えた。また、人間の知的諸機能の行使は快と苦の原理によって導かれていると考え、道徳も含め、人間の知的活動はおしなべて幸福への志向によって導かれていると考えた。
- リンク情報
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- URL
- http://hdl.handle.net/2237/28289 本文へのリンクあり