共同研究・競争的資金等の研究課題

2011年4月 - 2013年3月

科学的・合理的な学生相談手法を確立するための情報科学的研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業  挑戦的萌芽研究

資金種別
競争的資金

閉塞感に伴って増す学生相談の重要性に情報科学から臨む。明晰な理解を伴って学生を相談・指導すること(合理的相談)が重要と位置づけ、事例から知見を引出す科学的手法の構築をする。
このため相談事例データベースを構築し、分析法を人工知能と知識処理から与える。学生を取り巻く人物・組織・環境との関係、時間経緯、対処等から複雑に構成される相談事例の表現形式、事例の秘匿性確保、周辺知識を利用した影響分析を、最新の分析手法で構成する。相談事例を扱うための表現法、分析法を精査し、利用可能な技術を見極めることが目的であり、これを用いた実際の運用、知識を共有した学生指導ネットワークやそれによる健全なキャンパスの構築については中長期的目標とする。