2012年4月 - 2016年3月
「観測的ブラックホール時空研究」に向けての理論研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
ブラックホールが作る曲がった時空における高エネルギー天体現象の理解のため、ブラックホール周辺の磁気圏の構造についての研究を深化した。銀河系中心やコンパクトX線天体の中心では激しい天体現象が発現しているが、その活動性の原因にはブラックホールが深く関与していると考えられている。ただし、そのようなブラックホールの存在は直接観測的には未だに確認されてはいない。私は、観測されているような激しい活動性を引く起こすようなブラックホールの周辺環境モデルを構築した。また、その様子をどのように観測的に確認できるのかについて、電波VLBI天文観測および近赤外線天文観測の分野と協力して、方策を検討した。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 24540268
- 体系的課題番号 : JP24540268