2012年3月
集団アイデンティティ形成による集団実体化過程モデルの提唱-マルチレベルの視点から-
実験社会心理学研究
- 巻
- 第51巻
- 号
- 2
- 開始ページ
- 130
- 終了ページ
- 140
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2130/jjesp.51.130
- 出版者・発行元
- 日本グループ・ダイナミックス学会
本研究は、集団アイデンティティの下位尺度である成員性と誇りの相違を個人レベルと集団レベルの両方で明らかにしようとした。その結果、集団レベルでは、成員性が集団実体性を媒介して集団アイデンティティの共有につながっていた。しかし、個人レベルでは、知覚された内集団価値が誇りを高め、成員性につながることが示された。これにより、マルチレベルでとらえた集団アイデンティティを通じた集団化過程モデルが提唱された。
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.2130/jjesp.51.130
- ISSN : 0387-7973
- CiNii Articles ID : 130001923751
- CiNii Books ID : AN00104794