MISC

2017年

春日山原始林における常緑カシ3樹種の大径木の立地条件

日本森林学会大会発表データベース
  • 吉田 羽吹
  • ,
  • 長島 啓子
  • ,
  • 田中 和博

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記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本森林学会

<p> 鹿食害やナラ枯れによる植生衰退や管理放棄林の荒廃による生物多様性の低下が問題となっており,広葉樹林の再生や人工林の広葉樹林化が課題となっている。しかし,現状では広葉樹林の再生方針となる様々な樹種の生育適地について,十分な知見は蓄積されていない。そこで本研究では,奈良県奈良市の春日山原始林を研究対象地とし,アカガシ,ツクバネガシ,ウラジロガシの生育適地を把握するため,3樹種の大径木の分布と立地条件との関係を調べた。まず,胸高直径80cm以上の大径木の分布図からアカガシ35本,ツクバネガシ37本,ウラジロガシ67本を抽出し,その立地条件(傾斜,大地形,微地形,堆積様式,表層土粒径)を調査した。そして,クラスター分析により立地条件を3樹種の生育本数割合によって分類した。その結果,ウラジロガシのみが生育する立地条件群,ツクバネガシ優占の立地条件群,アカガシ優占の立地条件群,全体の生育本数割合と同程度の立地条件群の4つに分類された。そして,アカガシは緩傾斜・凸部又は平衡・残積性匍行土に,ツクバネガシは緩傾斜・凹部・崩積土に,ウラジロガシは急傾斜に分布する傾向が示唆された。</p>

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007020883
CiNii Resolver ID
http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000392053632