MISC

2018年

地上型レーザースキャナーを用いた森林計測の精度検証

森林計画学会誌
  • 川北 憲利
  • ,
  • 長島 啓子
  • ,
  • 田中 和博

51
2
開始ページ
47
終了ページ
56
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
森林計画学会

<p>本研究では,地上型レーザースキャナー(以下 LS, FARO Laser Scanner Focus3D X330)の計測誤差を明らかにすると共に,その誤差要因を分析した。京都府立大学大野演習林26林班の100年生スギ林および日吉町森林組合が所有する上胡麻542林班の45年生ヒノキ林を対象に,LSの計測と毎木調査を行った。そして,Digital Forestで推定した胸高直径・樹高の計測値と実測値から算出した計測誤差を2調査地間で比較した。さらに,LSからの距離,立木の大きさ(直径・樹高),傾斜角,斜面上部下部,立木を見通すことができたLSの数,の5つの要因において,誤差に有意差があるかを調べると共に,重回帰分析によりLSの計測誤差に影響を与える要因を分析した。結果,日吉よりも大野の方が直径および樹高の計測誤差が大きかった。また,重回帰分析の結果,大野では直径・樹高共に立木の大きさが誤差に最も影響し,日吉ではLSからの距離が直径の誤差に,傾斜角が樹高の誤差に最も影響していた。大野のような林齢が高い森林では,立木の大きさやLSの設置の仕方が誤差に影響すると考えられ,日吉のような緩傾斜の壮齢林においても計測範囲が15mを越えないようにLSを設置する必要がある。</p>

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007487452
CiNii Resolver ID
http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000398253228