小達恒夫

J-GLOBALへ         更新日: 18/09/11 15:42
 
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研究者氏名
小達恒夫
 
オダテ ツネオ
所属
情報・システム研究機構
部署
国立極地研究所 研究教育系生物圏研究グループ
職名
教授・生物圏研究グループ長・情報図書室長・アーカイブ室長
学位
水産学博士(北海道大学)
その他の所属
総合研究大学院大学

プロフィール

 1997年11月に当研究所に採用となり、その直後から、南極海の海洋研究観測の充実に努力した。その結果、南極地域観測第VI期5か年計画(2001年度-2005年度)において、南極観測船「しらせ」以外の海洋観測船(ニュージーランド「タンガロア」、東京海洋大学「海鷹丸」)を用いた観測を実施することができた。これらの観測により、季節海氷域における生物生産の時空間変化に伴う、海洋表層-大気間の物質交換過程や海洋表層から中・深層-海底への物質輸送過程の変化に関するデータを得た。これらのデータに基づき、多くの科学論文が乗船研究者によって発表された。傭船費や共同運航経費は、新南極観測船の建造費や今後の維持費に比べ極めて安上がりで、費用対効果が極めて良い観測が実施できたと考える。特に、海洋表層-大気間の物質交換過程に関する研究は、南極地域観測第VII期計画(2006年度-2009年度)の重点プロジェクト研究観測の一部として、発展的に研究観測が進められている。ここでも「しらせ」以外の海洋観測船を共同運航することによって、観測を実施する予定で、経費的には効率の良い研究成果が出るものと期待される。
 研究課題と活動状況: 極域海洋では海氷が融解する初夏に、植物プランクトンが大増殖することが知られており、氷縁ブルームと呼ばれている。しかしながら、植物プランクトンの最大現存量や持続時間等には、その海域の地形や海流等により地域性がみられる。植物プランクトンの分布に関する、一般的特性とローカルな影響を解明するために、極域の様々な海域でフィールドワークを行っている。また、最近では南極海海氷縁における低次食物連鎖に関して、海氷中に存在する微小生物の役割に関する研究を進めている。一般に、氷縁ブルームが食物連鎖の出発点として重要であると考えられているが、海氷が融解することにより海洋中へ放出される微細藻類や微小動物の有機物も、氷縁ブルームとは別の経路として重要である可能性がある。

研究分野

 
 

経歴

 
2004年4月
   
 
国立大学法人総合研究大学院大学複合科学研究科 教授(併任)
 
2004年4月
   
 
大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所研究教育系 教授
 
2003年10月
 - 
2004年3月
総合研究大学院大学数物科学研究科 教授(併任)
 
2003年7月
 - 
2004年3月
国立極地研究所研究系 教授
 
1998年4月
 - 
2003年6月
総合研究大学院大学数物科学研究科 助教授(併任)
 

学歴

 
 
 - 
1989年
北海道大学 水産学研究科 水産増殖学
 
 
 - 
1983年
北海道大学 水産学部 水産増殖学科
 

委員歴

 
2018年4月
 - 
現在
日本ユネスコ国内委員会自然科学小委員会調査委員
 
2018年4月
 - 
現在
東京大学大気海洋研究所  協議会委員
 
2017年5月
 - 
現在
IOC協力推進委員会  海洋環境・生物国内専門部会委員
 
2016年4月
 - 
2018年3月
東京大学大気海洋研究所  協議会委員
 
2015年3月
 - 
2017年3月
IOC協力推進委員会  海洋環境・生物国内専門部会委員
 

受賞

 
1992年4月
日本海洋学会 岡田賞 北太平洋亜寒帯水域における低次生物生産に関する研究
 

論文

 
Moteki M, Odate T, Hosie GW, Takahashi KT, Swadling KM & Tanimura A
Polar Science   12 1-4   2017年5月   [査読有り]
Moteki M, Fujii K, Amakasu K, Shimada K, Tanimura A & Odate T
Polar Science   12 99-108   2017年5月   [査読有り]
Ojima M, Takahashi KT, Iida T, Moteki M, Miyazaki N, Tanimura A & Odate T
Polar Science   12 19-24   2017年5月   [査読有り]
Takahashi KT, Ojima M, Tanimura A, Odate T & Fukuchi M
Polar Biology   40(1) 79-93   2017年1月   [査読有り]

Misc

 
Sakurai H, Moteki M, Shimada K, Iwai Y, Okubo Y, Nirazuka S, Matsushita J, Mori M, Smith AJR, Takao S, Makabe R, Takahashi KT & Odate T
JARE DATA REPORTS (Marine Biology)   (65) 1-9   2018年7月
Sakurai H, Moteki M, Mizobata K, Shimada K, Matsuno K, Okubo Y, Sano M, Nirazuka S, Yamamoto N, Takao S, Makabe R, Takahashi KT & Odate T
JARE DATA REPORTS (Marine Biology)   (64) 1-13   2018年2月
Makabe R, Iida T, Moteki M, Kanda J & Odate T
JARE DATA REPORTS (Marine Biology)   (63) 1-12   2017年6月
Sakurai H, Moteki M, Uchiyama K, Mizobata K, Shimada K, Izumida H, Kamata H, Makabe R, Takahashi KT, Tanimura A & Odate T
JARE DATA REPORTS (Marine Biology)   (62) 1-8   2017年4月
Takamura TR, Takahashi KT, Makabe R & Odate T
JARE DATA REPORTS (Marine Biology)   (61) 1-16   2016年11月

書籍等出版物

 
南極観測隊のしごと ─観測隊員の選考から暮らしまで─
小達恒夫 (担当:分担執筆)
成山堂書店   2014年3月   ISBN:978-4-425-57071-3
南極・北極の百科事典
国立極地研究所(編) (担当:共編者)
丸善出版(株)   2004年3月   ISBN:978-4-621-07395-7

講演・口頭発表等

 
National Programme activities - Japan. [招待有り]
Odate, T.
Integrated analyses of Circumpolar Climate Interactions and Ecosystem Dynamics in the Southern Ocean (ICED) Science Planning Workshop, Cambridge, UK   2005年   
Relationship between sea ice variation and biological processes in Lützow-Holm Bay, Antarctica. [招待有り]
Odate, T.
International Symposium on Long-term Variations in the Coastal Environments and Ecosystems, Matsuyama, JAPAN.   2004年   

担当経験のある科目

 
 

Works

 
第52次日本南極地域観測隊夏隊隊員
その他   2010年11月 - 2011年3月
第50次日本南極地域観測隊観測隊長兼夏隊長
その他   2008年12月 - 2009年2月
第48次日本南極地域観測隊観測副隊長兼夏隊長
その他   2006年11月 - 2007年3月
第44次日本南極地域観測隊夏隊副隊長(専用観測船)
その他   2003年2月 - 2003年3月
第43次日本南極地域観測隊夏隊副隊長(専用観測船)
その他   2002年1月 - 2002年2月

競争的資金等の研究課題

 
南大洋センティネル計画-日豪共同によるインド洋区生態系のベンチマーク2020-
日本学術振興会: 科学研究費補助金基盤研究(A)
研究期間: 2017年4月 - 2022年3月    代表者: 小達恒夫
南極地域観測事業 基本観測
文部科学省: 委託事業
研究期間: 2016年8月 - 2022年3月    代表者: 小達恒夫
南極海における海氷の生態学的意義-マイクロハビタット発現に関する実験的研究-
日本学術振興会: 科学研究費補助金挑戦的研究(萌芽)
研究期間: 2017年7月 - 2020年3月    代表者: 小達恒夫
南極地域観測事業 基本観測
文部科学省: 委託事業
研究期間: 2013年6月 - 2016年3月    代表者: 小達恒夫
南極海洋生態系センティネル研究−事前観測−
日本学術振興会: 科学研究費補助金基盤研究(A)
研究期間: 2012年4月 - 2017年3月    代表者: 小達恒夫

社会貢献活動

 
群馬県立高崎高等学校「企業・研究所・大学訪問研修」
【講師】  2008年9月
第6回環境なんでも見本市
【講師】  2008年2月
杉の樹大学専科
【講師】  2007年7月
朝日南極教室
【講師】  2004年3月

その他(Field work)

 
2010年11月   南大洋・南極海
第52次日本南極地域観測隊
2008年12月   南大洋・南極海
第50次日本南極地域観測隊
2006年11月   南大洋・南極海
第48次日本南極地域観測隊
2006年1月   南大洋・南極海
東京海洋大学「海鷹丸」第18次航海
2005年1月   南大洋・南極海
東京海洋大学「海鷹丸」第15次航海