2017年4月 - 2020年3月
グローバリゼーション下の欧州・東アジア鉄道業における統合と技術開発の比較史的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
研究計画二年目にあたる本年は、研究観察の主要対象であるドイツ語圏鉄道業における技術組織に関連する制度・組織について引き続き史料調査とそれにもとづく分析をおこなうと同時に、観察分析対象を第二次大戦期日本の鉄道関係者による同時代ドイツ鉄道の観察に広げた。
これらの作業にもとづき、第二次世界大戦期(ナチス・ドイツ期)における鉄道業についての書籍1冊相当の歴史叙述分析の原稿を執筆、第一稿を出版社に提出しており、本年度中の公刊を目指している。
また、ドイツ・バイエルン州における原資料の調査を通じ、バイエルン国鉄の自立的な鉄道行政について通観する史料を収集、分析をすすめ、今年度中に雑誌において公刊予定で、現在執筆を進めている。(仮題「20世紀前半ドイツ・ライヒスバーンにおけるバイエルン・グループ成立の経緯とその合理性」関西学院大学経済学部紀要に招待原稿として発表予定)
今後は第二次大戦前・中の日独鉄道技術の交渉について調査を進めるとともに、あらためて国際比較の視点を導入した実証的かつ通史的なドイツ経済史研究を進めていきたいと考えている。
当年・来年度以降示すべき研究成果を得るにあたっては、既 に収集した文献・史料にくわえ、2018年11月ならびに2019年3月にバイエルン州立公文書館ならびにドイツ連邦公文書館(ドイツ・ベルリン市)において資料調査をおこない、主に20世紀ドイツ・ライヒスバーンに 関する公文書群を調査・収集した。
これらの作業にもとづき、第二次世界大戦期(ナチス・ドイツ期)における鉄道業についての書籍1冊相当の歴史叙述分析の原稿を執筆、第一稿を出版社に提出しており、本年度中の公刊を目指している。
また、ドイツ・バイエルン州における原資料の調査を通じ、バイエルン国鉄の自立的な鉄道行政について通観する史料を収集、分析をすすめ、今年度中に雑誌において公刊予定で、現在執筆を進めている。(仮題「20世紀前半ドイツ・ライヒスバーンにおけるバイエルン・グループ成立の経緯とその合理性」関西学院大学経済学部紀要に招待原稿として発表予定)
今後は第二次大戦前・中の日独鉄道技術の交渉について調査を進めるとともに、あらためて国際比較の視点を導入した実証的かつ通史的なドイツ経済史研究を進めていきたいと考えている。
当年・来年度以降示すべき研究成果を得るにあたっては、既 に収集した文献・史料にくわえ、2018年11月ならびに2019年3月にバイエルン州立公文書館ならびにドイツ連邦公文書館(ドイツ・ベルリン市)において資料調査をおこない、主に20世紀ドイツ・ライヒスバーンに 関する公文書群を調査・収集した。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K03837
- 体系的課題番号 : JP17K03837
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
The Development of Railway Technology in East Asia in Comparative Perspective, Springer Nature 129-149 2017年 査読有り筆頭著者