中村 卓司
ナカムラ タクジ (Takuji NAKAMURA)
更新日: 07/17
基本情報
- 所属
- 国立極地研究所 教授
- 学位
-
博士(工学)、1992(1992年3月 京都大学)
- 通称等の別名
- なかたく
- 研究者番号
- 40217857
- J-GLOBAL ID
- 200901032507222657
- researchmap会員ID
- 1000028066
- 外部リンク
研究課題と活動状況: (1) 光・電波観測による極域中層・超高層大気の研究
レーダー、ライダー、分光観測イメージャなど種々の地上観測装置を
駆使して、中層・超高層大気の大気物理・組成やその変動を観測的に
研究する。とくに、中・低緯度で開発した観測法や解析手法を極域
にも展開する。
(2)大型大気レーダーによる極域中層・超高層大気の研究
南極域唯一の大型大気レーダーとなる南極昭和基地大型大気レーダー
(PANSY)を用いた種々の観測法を開発し、同レーダーを活用した極域中層・
超高層大気の構造と変動、諸現象の解明を推進する。とくに、極低温と
なる中間圏から下部熱圏を中心とする領域の変動と力学・化学過程を
中心に、中層・超高層大気の相互作用を研究する。
(3)種々のフィールドにおけるアクティブリモートセンシング観測装置の開発
南極昭和基地などの環境の厳しい遠隔地での観測、種々の移動観測、
火山での噴気の観測など、さまざまな観測フィールドでのアクティブリモート
センシングの応用観測装置の開発や観測技術の研究を行う。
(4)極域を含むグローバルな地球大気上下結合の研究
地表付近の気象現象から電離圏・超高層大気の変動にいたる
広範囲の大気の上下結合を地上観測および衛星観測から研究する。
特に極域大気と中低緯度大気の相互作用を含むグローバルな描像を
明らかにする。
(5)流星等地球大気外からの物質・エネルギー流入の地上観測
金属元素や流星起源ダストの流入で地球大気に少なからざる
影響を与える流星、あるいは高エネルギーの宇宙線など地球外
からの物質・エネルギー流入について、レーダーや光学など
種々の手法での観測を行う。特に極域での観測に重点を置く。極域観測歴: 52次夏隊
レーダー、ライダー、分光観測イメージャなど種々の地上観測装置を
駆使して、中層・超高層大気の大気物理・組成やその変動を観測的に
研究する。とくに、中・低緯度で開発した観測法や解析手法を極域
にも展開する。
(2)大型大気レーダーによる極域中層・超高層大気の研究
南極域唯一の大型大気レーダーとなる南極昭和基地大型大気レーダー
(PANSY)を用いた種々の観測法を開発し、同レーダーを活用した極域中層・
超高層大気の構造と変動、諸現象の解明を推進する。とくに、極低温と
なる中間圏から下部熱圏を中心とする領域の変動と力学・化学過程を
中心に、中層・超高層大気の相互作用を研究する。
(3)種々のフィールドにおけるアクティブリモートセンシング観測装置の開発
南極昭和基地などの環境の厳しい遠隔地での観測、種々の移動観測、
火山での噴気の観測など、さまざまな観測フィールドでのアクティブリモート
センシングの応用観測装置の開発や観測技術の研究を行う。
(4)極域を含むグローバルな地球大気上下結合の研究
地表付近の気象現象から電離圏・超高層大気の変動にいたる
広範囲の大気の上下結合を地上観測および衛星観測から研究する。
特に極域大気と中低緯度大気の相互作用を含むグローバルな描像を
明らかにする。
(5)流星等地球大気外からの物質・エネルギー流入の地上観測
金属元素や流星起源ダストの流入で地球大気に少なからざる
影響を与える流星、あるいは高エネルギーの宇宙線など地球外
からの物質・エネルギー流入について、レーダーや光学など
種々の手法での観測を行う。特に極域での観測に重点を置く。極域観測歴: 52次夏隊
研究キーワード
42経歴
12-
2009年4月 - 現在
-
2023年4月 - 2024年3月
-
2017年10月 - 2023年9月
-
2017年4月 - 2017年9月
-
2014年4月 - 2017年9月
-
2012年4月 - 2017年9月
-
2015年4月 - 2017年3月
-
2004年6月 - 2009年3月
-
2000年4月 - 2004年3月
-
2003年3月 - 2003年9月
-
1998年6月 - 2000年3月
-
1989年4月 - 1998年5月
学歴
4-
1984年4月 - 1986年3月
-
- 1986年
-
- 1984年
-
- 1984年
委員歴
27-
2023年4月 - 現在
-
2012年 - 2021年1月
-
2012年4月 - 2016年3月
-
2011年 - 2013年
-
2006年
-
2006年
-
2006年
受賞
3論文
304-
Journal of Geophysical Research: Atmospheres 128(11) 2023年5月29日
-
Journal of Geophysical Research: Atmospheres 2023年3月7日
-
Journal of Geophysical Research: Space Physics 127(10) 2022年10月
-
JOURNAL OF GEOPHYSICAL RESEARCH-SPACE PHYSICS 127(10) 2022年10月
-
Journal of Geophysical Research: Space Physics 2022年1月10日
-
Earth and Space Science 9 e2021EA002076 2022年 査読有り
-
Journal of Geophysical Research: Atmospheres 126(24) 2021年12月27日
-
Earth, Planets and Space 73(1) 2021年12月
-
J. Geophys. Res. Atmospheres 126 e2021JD035081 2021年 査読有り
-
Planetary and Space Science 194 105011-105011 2020年12月
-
Geophysical Research Letters 47(17) 2020年9月16日
-
応用物理学会学術講演会講演予稿集 2020.2 737-737 2020年8月26日
-
JOURNAL OF GEOPHYSICAL RESEARCH-SPACE PHYSICS 125(3) 2020年3月
-
Atmosphere 10(11) 2019年11月1日 査読有り
-
JOURNAL OF GEOPHYSICAL RESEARCH-SPACE PHYSICS 124(10) 8110-8124 2019年10月 査読有り
-
WGN, the Journal of the IMO 47(2) 43-48 2019年5月 査読有り
-
Journal of Geophysical Research - Space Physics accepted(6) 4627-4638 2019年5月 査読有り
-
Journal of Geophysical Research: Space Physics 124(5) 3775-3785 2019年5月 査読有り
-
EARTH PLANETS AND SPACE 71 2019年1月 査読有り
MISC
483-
応用物理学会春季学術講演会講演予稿集(CD-ROM) 70th 2023年
-
Optronics (487) 2022年
-
応用物理学会秋季学術講演会講演予稿集(CD-ROM) 83rd 2022年
-
Progress in Earth and Planetary Science 8(1) 2021年12月1日
-
日本地球惑星科学連合大会予稿集(Web) 2021 2021年
-
光技術コンタクト = Optical and electro-optical engineering contact 58(7) 25-31 2020年7月
-
日本地球惑星科学連合大会予稿集(Web) 2020 2020年
-
地球電磁気・地球惑星圏学会総会及び講演会(Web) 148th 2020年
-
レーザー研究 48(11) 2020年
-
地球電磁気・地球惑星圏学会総会及び講演会(Web) 146th 2019年
-
日本地球惑星科学連合大会予稿集(Web) 2019 2019年
-
地球電磁気・地球惑星圏学会第144回総会・講演会 2018年11月
-
日本地球惑星科学連合2018年大会 2018年5月
-
大気電気学会誌 12(1) 2018年
-
地球電磁気・地球惑星圏学会総会及び講演会(Web) 144th 2018年
-
光量子工学研究 第6回 理研シンポジウム 平成30年 2018年
-
地球電磁気・地球惑星圏学会総会及び講演会(Web) 144th 2018年
-
地球電磁気・地球惑星圏学会総会及び講演会(Web) 144th 2018年
-
The 15th Workshop on Technical and Scientific Aspects of MST Radar MST15/iMST2 2017年5月
-
日本地球惑星科学連合2017年大会 2017年5月
書籍等出版物
1-
CQ出版社 2002年
講演・口頭発表等
640-
日本気象学会大会講演予稿集 2013年4月30日
-
Abstr Int Symp Arct Res 2013年
-
Sodium layer in the thermosphere (110-130 km) observed at Syowa Station (69.0S, 39.6E) in Antarctica地球電磁気・地球惑星圏学会総会及び講演会予稿集(CD-ROM) 2012年
-
日本火山学会講演予稿集 2011年10月2日
-
日本火山学会講演予稿集 2011年10月2日
-
日本火山学会講演予稿集 2011年10月2日
-
大会講演予講集 2011年4月30日
-
大会講演予講集 2011年4月30日
-
The XXVth IUGG general assembly, June 28- July 7, Melbourne, Australia, 2011年 招待有り
-
2011 International Conference on Space Science & Communication (IconSpace2011), July 12-13, Penang, Malaysia 2011年 招待有り
-
地球電磁気・地球惑星圏学会総会及び講演会予稿集(CD-ROM) 2011年
-
地球電磁気・地球惑星圏学会総会及び講演会予稿集(CD-ROM) 2011年
-
第4回「地文台によるサイエンス」シンポジウム、柏、1月25-26日 2010年
-
第5回MUレーダーシンポジウム、宇治、1月19-20日 2010年
-
第5回MUレーダーシンポジウム、宇治、1月19‐20日 2010年
-
第5回MUレーダーシンポジウム、宇治、1月19‐20日 2010年
-
第5回MUレーダーシンポジウム、宇治、1月19‐20日 2010年
-
第5回MUレーダーシンポジウム、宇治、1月19‐20日 2010年
-
第5回MUレーダーシンポジウム、宇治、1月19‐20日 2010年
担当経験のある科目(授業)
1所属学協会
13Works(作品等)
19-
2005年
-
2005年
-
2004年
-
2003年
-
2003年
-
2001年
-
1999年 - 2000年
-
1992年 - 2000年
-
1992年 - 2000年
-
1996年
-
1991年 - 1994年
-
1993年
-
1989年
共同研究・競争的資金等の研究課題
70-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(開拓) 2021年7月 - 2025年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 2015年4月 - 2019年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 2014年4月 - 2018年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 2015年4月 - 2017年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 2014年4月 - 2017年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2012年4月 - 2017年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 2013年4月 - 2016年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2013年4月 - 2016年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2012年4月 - 2015年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2011年4月 - 2015年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 2012年4月 - 2014年3月
-
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B), 基盤研究(B)) 基盤研究(B), 基盤研究(B) 2012年 - 2014年
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 2011年 - 2012年
-
文部科学省 科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究) 挑戦的萌芽研究 2010年 - 2011年
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2009年 - 2011年
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2009年 - 2011年
-
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 基盤研究(B) 2009年 - 2011年
-
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 基盤研究(B) 2008年 - 2010年
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 2007年 - 2010年
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2007年 - 2009年
その他
1-
これまで、中低緯度においてMUレーダー、流星レーダーなどを用いて中間圏から下部熱圏の力学、とくに大気重力波や潮汐波などの大気波動を研究してきた。さらに、観測手法を光学分野に広げ、大気光イメージャによる中間圏界面領域の力学・化学過程の観測研究、波動の伝搬、砕波、インスタビリティ、およびこの領域の空間構造などに発展させた。 また、ライダーをも組み合わせ、中間圏界面領域の物理・変動の観測を進展させただけでなく、対流圏内の水蒸気の微細構造、火山噴気水蒸気フラックス計測への応用など、広く電波および光観測を用いた地球大気計測とその応用に守備範囲を広げてきた。この間、フィールドとしては、中緯度から赤道域に主に展開し、さらに森林や火山への移動観測も行った。赤道域では、積雲対流から中間圏界面にいたる大気の上下結合の研究を行った。今後、これまでの光電波観測研究の経験を活かし、とくに南極昭和基地を中心とする極域観測を展開し、極域中間圏雲など地球温暖化とも密接に関連する極域の中層・超高層大気の変動解明に迫る。具体的には、南極昭和基地大型大気レーダー(PANSY)を活用し、また高機能ライダーを投入して、極域中層・超高層大気の観測研究を進める。
社会貢献活動
12