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1994年10月27日

プラズマ波動特性からみた地球磁気圏の構造 : GEOTAIL観測より

電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
  • 濱田 宏昭
  • ,
  • 小嶋 浩輔
  • ,
  • 松本 紘
  • ,
  • 山本 達人
  • ,
  • 國分 征

94
309
開始ページ
25
終了ページ
30
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

Continunum Radiationは、低周波から約100kHzにわたる連続スペクトルを持つ電液波である。この波動の低域遮断周波数は観測地点の電子プラズマ周波数とほぼ等しいことが知られている。この電子プラズマ周波数より電子密度を知ることができ、これよりGEOTAILが観測している領域を推定することができる。本報告では、科学衛星GEOTAILに搭載されているPWIのSFA(Sweep FrequencyAnalyzer)を用いて、地球磁気圏の電子密度を統計的に解析し、磁気圏遠尾部の構造とそのダイナミックについて検討した。その結果、電子密度から求めた磁気圏の構造は、近尾部では定常的な従来のモデルとよく合致したが、遠尾部では磁気圏軸の中心部においてもMagnetosheathをしばしば観測し、従来のモデルは適用できないことが分かった。この磁気圏変動の原因の一つとして、Interplanetary Shockの到来により地球磁気圏が圧縮され、その後しばらく地球磁場が大きく乱されるという現象を観測した。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003248718
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10060764
ID情報
  • CiNii Articles ID : 110003248718
  • CiNii Books ID : AN10060764

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