1999年6月25日
ジオテイル衛星電位及びプラズマ波動観測による太陽風及びElectron Foreshockにおける電子温度の推定
電子情報通信学会論文誌 B
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- 巻
- J82-B
- 号
- 6
- 開始ページ
- 1239
- 終了ページ
- 1246
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
人工衛星の電位は磁気圏プラズマの電子温度 (T) の平方根と電子数密度 (N) の積をパラメータ (N√<N>) とする関数で近似的に表される. そのため, 衛星電位を用いた電子密度や電子温度の推定に関する研究が行われているが, 衛星周辺の電子温度と電子密度をそれぞれ求めることはほとんど行われていない. 本研究では, ジオテイル衛星の衛星電位とプラズマ波動を用いて太陽風及びElectron Foreshock領域におけるプラズマの電子温度を推定した. その結果, Electron Foreshock領域の電子温度が, 太陽風領域の電子温度に比べて高くなっていることが見出された. これはElectron Foreshock領域で発生している温度の高い電子ビームと低温の太陽風の混合プラズマの温度を計測したものと考えられる.
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1344-4697
- J-Global ID : 200902199671032376
- CiNii Articles ID : 110003181969
- CiNii Books ID : AA11325909