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2012年10月15日

九倍体系統の花粉を用いた受粉がカキ'富有'の結実ならびに果実品質に及ぼす影響

園芸学研究
  • 千々和 浩幸
  • ,
  • 谷川 宏行
  • ,
  • 朝隈 英昭
  • ,
  • 石坂 晃
  • ,
  • 田尾 龍太郎

11
4
開始ページ
485
終了ページ
489
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
園芸学会

六倍体カキ品種'富有'を無核化することを目的に,九倍体系統の花粉を用いた受粉が,結実と果実品質へ及ぼす影響を調査した。九倍体系統の花粉には発芽能力が認められた。九倍体系統の花粉を受粉した果実の結実率は,六倍体品種'禅寺丸'の花粉を受粉した場合に比べて低かったが,花粉遮断したものより高かった。九倍体系統の花粉を受粉して形成された種子の成長は,満開44日後に当たる6月下旬頃までは正常に成長したが,その後成長が停止した。九倍体系統の花粉を受粉した果実の重さや糖度,果皮色は六倍体花粉区と差はなかったが,果肉中の褐斑が少なく,果肉硬度が低かった。九倍体系統の花粉を受粉した果実中の種子の大きさは,すべて不完全種子であったが,九倍体品種である'平核無'のものよりも大きかった。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120005332096
ID情報
  • ISSN : 1347-2658
  • CiNii Articles ID : 120005332096
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000240132723

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