2020年7月 - 2022年3月
褐色脂肪組織による骨格筋機能制御機構の解明 新規褐色脂肪欠失マウスを用いた検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽) 挑戦的研究(萌芽)
褐色脂肪組織 (BAT) 欠失マウス (BAT lessマウス) を用いて、BAT による骨格筋機能制御機構の解明を目的として各種検討を行った。
BAT less・対照マウスの骨格筋RNAを用いてマイクロアレイ解析を行ったところ、筋繊維タイプや筋収縮関連遺伝子変化が認められた。骨格筋機能として運動機能について各種検討を行ったが、差異は認められなかった。筋再生への影響を検討したところ、BAT lessマウスにおいて、筋損傷後の筋再生関連遺伝子発現誘導の遅延および筋損傷初期の間質細胞集積の減弱が観察された。
以上より、BATの有無は運動能力に大きな影響を与えず、筋再生過程に影響することが示唆された。
BAT less・対照マウスの骨格筋RNAを用いてマイクロアレイ解析を行ったところ、筋繊維タイプや筋収縮関連遺伝子変化が認められた。骨格筋機能として運動機能について各種検討を行ったが、差異は認められなかった。筋再生への影響を検討したところ、BAT lessマウスにおいて、筋損傷後の筋再生関連遺伝子発現誘導の遅延および筋損傷初期の間質細胞集積の減弱が観察された。
以上より、BATの有無は運動能力に大きな影響を与えず、筋再生過程に影響することが示唆された。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K21755
- 体系的課題番号 : JP20K21755