論文

2015年8月

泌乳マウスの乳腺における免疫グロブリンA産生に及ぼすガラクトオリゴ糖の影響

日本畜産学会報
  • 酒井 豪太
  • ,
  • 前田 佳祐
  • ,
  • 杉本 実紀
  • ,
  • 池田 俊太郎
  • ,
  • 木村 一雅
  • ,
  • 久米 新一

86
3
開始ページ
319
終了ページ
324
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.2508/chikusan.86.319
出版者・発行元
(公社)日本畜産学会

ICR系妊娠マウス15匹を対照区およびガラクトオリゴ糖区に割り当てて、ガラクトオリゴ糖区では交配後6.5日目から分娩14日後までガラクトオリゴ糖を2.825%添加した飼料を給与し、泌乳マウスの小腸と乳腺における免疫グロブリンA(IgA)産生に及ぼすガラクトオリゴ糖の影響を調べた。ガラクトオリゴ糖給与で泌乳マウスの乳腺におけるIgA産生細胞数およびIgA含量が増加したが、空腸と回腸におけるIgA産生細胞数およびIgA含量には処理による影響は認められなかった。泌乳マウスの血清および糞並びに仔マウスの血清、胃内容物および糞のIgA含量には処理による影響は認められなかった。ガラクトオリゴ糖給与で泌乳マウスの乳腺におけるCCL28のmRNA発現量が増加した。以上の結果から、ガラクトオリゴ糖給与は泌乳マウスの乳腺におけるIgA産生の改善に効果的なことが認められた。(著者抄録)

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2508/chikusan.86.319
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005102017
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00195188
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http://id.ndl.go.jp/bib/026699895
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https://jlc.jst.go.jp/DN/JLC/20015204316?from=CiNii
URL
http://search.jamas.or.jp/link/ui/2015400233
ID情報
  • DOI : 10.2508/chikusan.86.319
  • ISSN : 1346-907X
  • 医中誌Web ID : 2015400233
  • CiNii Articles ID : 130005102017
  • CiNii Books ID : AN00195188

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