2010年2月
胃切除食道がんに対するCOX2 inhibitor投与の意義
消化器
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- 巻
- 49
- 号
- 6
- 開始ページ
- 498
- 終了ページ
- 505
- 出版者・発行元
- 科学評論社
胃切除後食道がんは、従来の食道がんと異なり、食道下部にでき、また胃切後、十二指腸液の逆流症状の強い症例が多いという特徴がある。そこで、ラット胃全摘モデルを作成すると、術後35-40週目に、SCC,ADCが食道にでき、またそれらはCOX2のoverexpressionがみられた。そこで、胃切後逆流症状のある症例においては、COX2 inhibitorの投与を考慮にいれるべきである。