2019年8月1日
硝酸による右拇指化学熱傷の1例
皮膚科の臨床
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 61
- 号
- 9
- 開始ページ
- 1383
- 終了ページ
- 1386
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.18888/hi.0000001541
- 出版者・発行元
- 金原出版(株)
<文献概要>68歳,男性。仕事中に右拇指を硝酸に曝露したが気づかず放置していた。右拇指の腫脹が強くなり受傷3日後に近医を受診し,その翌日に当院を紹介受診した。X線上骨欠損や腐食はなく,スルファジアジン銀クリーム外用のみで経過をみていたが改善がないため,デブリードマンを施行した。壊死組織を除去しても出血が乏しく,さらに脂肪組織を切除し,出血をある程度確認したところで手術終了とした。術後経過は良好で植皮することなく,外用のみで上皮化した。外用のみでの保存的加療で改善がない場合には,積極的にデブリードマンを行うことが必要である。
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.18888/hi.0000001541
- ISSN : 0018-1404
- 医中誌Web ID : 2019392124
- CiNii Articles ID : 40021999233
- CiNii Books ID : AN00208643
- CiNii Research ID : 1390564238115863424