MISC

2008年9月11日

フェロモン場を用いて誘引を行うロボット群の開発

情報処理学会研究報告. MPS, 数理モデル化と問題解決研究報告
  • 藤澤 隆介
  • ,
  • 今村 光
  • ,
  • 橋本 敬
  • ,
  • 松野 文俊

71
85
開始ページ
37
終了ページ
42
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人情報処理学会

蟻は,フェロモン・トレイルを用いて採餌することが知られている.フェロモン・トレイルとは,餌と巣の間に敷設されたフェロモンの道のことである.蟻はフェロモンを用いて環境に情報を付加することによって他の蟻とのコミュニケーションを図っている.フェロモン・トレイルを用いたコミュニケーションは,化学・可塑・間接・局所的な特徴を有する.本研究では,ロボット群のコミュニケーション手段としてフェロモンを用いたコミュニケーションを提案する.我々は蟻の振る舞いに基づいてフェロモンを用いる行動アルゴリズムを提案し,そのアルゴリズムの妥当性とフェロモン・トレイルを用いたコミュニケーション方法の有効性を検証するため,計算機シミュレーションによりその妥当性を検証し,群ロボットを開発した.実機実験結果から,フェロモン・トレイルを敷設し複数回に渡って強化(フェロモン・トレイルを再敷設)する行動が観測された.この事実は,フェロモンを用いたコミュニケーション方法が有効に働いたことを意味する.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006975908
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10505667
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/9668742
ID情報
  • ISSN : 0919-6072
  • CiNii Articles ID : 110006975908
  • CiNii Books ID : AN10505667
  • identifiers.cinii_nr_id : 1000090313709

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