2016年
交通均衡問題を制約条件とした経済均衡モデルによる交通途絶被害分析の検討
土木学会論文集 D3 (土木計画学)
- ,
- 巻
- 5
- 号
- 72
- 開始ページ
- I_191
- 終了ページ
- I_200
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/jscejipm.72.I_191
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
本研究では,災害時における交通ネットワークへの被害を考慮した各地域に波及する経済的影響を定量的に分析するため,経済均衡モデルにおける輸送コストを内生的に決定する手法を検討している.従来,交通ネットワーク変化による輸送コストの変化は外生的に与えられてきたが,実際には,各地域の経済活動状況によって派生的に地域間交易量が決定されるため,内生変数化することが望ましい.そこで,本研究では,交通均衡問題を制約条件として考えることで均衡制約条件付の数理計画問題としてとらえることで,輸送コストを内生化できる可能性について言及している.そして,実際に数値例を用いて交通ネットワークの途絶による地域への派生的影響を計算して数値解を得ることができた.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejipm.72.I_191
- CiNii Articles ID : 130005435527