論文

査読有り 国際誌
2001年

Establishment of culture medium for protoplasts and plant regeneration in Japanese bunching onion(Allium fistlosum L.)

Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
  • Shimonaka, K
  • ,
  • Hosoki, T
  • ,
  • Tomita, M
  • ,
  • Yasumuro, Y

70
4
開始ページ
431
終了ページ
437
記述言語
英語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.2503/jjshs.70.431
出版者・発行元
園藝學會

ネギ(Allium fistulosum L.)のプロトプラスト培養系の確立を目的とし, BDS無機塩類(Dunstan and Short, 1977)を基礎としてプロトプラストの培養に好適な栄養条件を検索した.硝酸カリウムの濃度は5mMが適当であった.植物生長調整物質として, 2μMの2, 4-Dと0.2または1μMのベンジルアデニンの組み合わせが細胞分裂を促進した.培地の浸透圧は0.60osmol・kg^<-1>前後が適した.0.2Mのスクロースと0.2Mのグルコースを組み合わせると, 細胞分裂が向上した.糖濃度を漸減することによってプロトプラストはコロニーへと発達し, 培養45日後には多くの小カルスが観察された.これらの小カルスをカルス形成培地に移植し, 約2mm大に発達したプロトプラスト由来カルスを用いて, 改変MS培地上で植物体の再生を図った.2&acd;3か月後には, 置床した75個体のカルス中の24個体のカルス(32%)からシュートの形成が認められた.これらのシュートを植物ホルモンを含まない培地に移植して発根を促した.ガラス温室内に移植した幼植物体は正常に生育した.

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DOI
https://doi.org/10.2503/jjshs.70.431
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001816521
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00025257
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http://id.ndl.go.jp/bib/5839618
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https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00075324681?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.2503/jjshs.70.431
  • ISSN : 0013-7626
  • ISSN : 1880-358X
  • CiNii Articles ID : 110001816521
  • CiNii Books ID : AN00025257

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