共同研究・競争的資金等の研究課題

2005年 - 2007年

マイナーコラーゲン分子の機能ドメイン及び骨、軟骨、筋組織における発現機構の解析

文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(B))  基盤研究(B)

課題番号
17390418
体系的課題番号
JP17390418
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
16,500,000円
(直接経費)
15,600,000円
(間接経費)
900,000円
資金種別
競争的資金

本研究において以下の結果を得た。1.マウスV型コラーゲンα3鎖遺伝子の転写調節及び機能解析オリゴキャップ法により遺伝子の転写開始点を決定した。主な転写開始点は翻訳開始点約100bp上流に存在した。次に、この転写開始点上流約L8 kbの遺伝子断片をクローニングし、この遺伝子の基本プロモーター活性を検討した。基本プロモーターは転写開始点上流約300bpの領域に存在した。さらにゲルシフトアッセイ法により、BS1(-130〜-110)、及びBS2(-190〜-170)の領域にDNA/タンパク複合体の存在が認められ、その中でBS2に結合する転写因子はCBF!NF-Yと考えられた。プロα3鎖のN末の23個のアミノ酸よりなる塩基性セグメントが存在する。この塩基性のセグメントに骨由来細胞に対する細胞接着活性がある。このペプチドへ細胞が接着するとアクチンファイバーが形成され、これはRhoキナーゼ阻害剤であるY27632で阻止された。2.III型コラーゲンα1鎖遺伝子の転写調節解析ルシフェラーゼアッセイの結果、ヒト遺伝子のプロモーターの-96〜-34に最小の転写活性が見られた。ゲルシフトアッセイにより、-79〜-63の領域には複数の因子が結合することがわかった。以前より報告されている因子(BBF)は細胞によって、その複合体を形成する因子の槽成が異なると思われた。3.マウスXXIV型コラーゲンα1...

リンク情報
URL
http://kaken.nii.ac.jp/d/p/17390418.ja.html
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17390418
ID情報
  • 課題番号 : 17390418
  • 体系的課題番号 : JP17390418