2014年4月 - 2017年3月
口腔感覚と咀嚼に着目した唾液分泌の神経性調節機構の解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では唾液分泌を調節する神経の仕組みを解き明かすことを目的とした。ラットを用いた動物実験により、以下の点を明らかにした。口腔感覚は咀嚼パターンと唾液分泌量を決定し、ほぼ同時に開始するためのキューサインである。咀嚼の結果として唾液が分泌される訳ではない。また分泌された唾液は、食物を溶解し味覚を発現させたり、変化させたりする作用がある。さらに長期的に味の受容器を保護する働きがある。咀嚼、唾液、口腔感覚は相互に密接に影響し合っている。
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- 課題番号 : 26462811
- 体系的課題番号 : JP26462811