2009
当科におけるインプラント患者の臨床統計的検討
岡山歯学会雑誌
- Volume
- 28
- Number
- 2
- First page
- 151
- Last page
- 155
- Language
- Japanese
- Publishing type
- Publisher
- 岡山歯学会
2002〜2009年の7年間に著者等の施設でインプラント埋入を施行した162例(男性62例、女性100例、18〜78歳・平均55.3歳)を対象に受診経路、埋入インプラントの種類、埋入本数・部位などについて検討した。その結果、患者の受診経路は院内他科からの紹介141例・他院からの紹介15例・紹介なし7例で、紹介患者が96%を占めた。埋入インプラントの種類はBranemark System;382本・Steri-Oss System;54本・Replace;14本で、埋入本数は2002年(14名34本)から2007年(46名126本)にかけて増加傾向にあった。年齢別患者数とインプラント埋入本数では40〜70歳代の147名に415本と大部分を占めており、埋入部位は上顎235本・下顎215本とほぼ同じであった。前臼歯別では上顎前歯部84本・上顎臼歯部151本、下顎前歯部18本・下顎臼歯部197本であった。経過観察では全例で術後の合併症は認めず、インプラント総残存率は99.5%であった。
- ID information
-
- ISSN : 0913-3941
- Ichushi Web ID : 2010118076