2009年
岡山大学歯学部戦略的計画 -求められている今後の対応策-
岡山歯学会雑誌
- 巻
- 28
- 号
- 2
- 開始ページ
- 123
- 終了ページ
- 130
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 岡山歯学会
2004年に岡山大学歯学部に設置された「歯学部将来構想検討ワーキング」(ワーキング)が歯科系の全教職員に対して将来像を提案し、2008年開催の教職員・学生の全体集会で提案項目の重要性・達成度・緊急度について参加者が評価を行った。その後、今後実施を開始または前向きに検討する項目をワーキングが選択、実施する場合の方法などについて検討した。その結果、歯科界の発展の可能性や社会の要求について探り、歯科治療が全身健康に寄与できることを広報することで、歯学部を受検する高校生や歯学部学生に対して卒業後の種々の方向性を示し、基礎分野と臨床分野の教育における関連、チームワーク医療、チュートリアルなどのカリキュラムの充実が求められていた。また教育や診療における活動度を評価できるシステム作成により教員の意識を高め、教育と診療を公平に評価することも重要であり、研究組織の再編と研究内容の充実、患者の満足度調査なども課題として挙げられた。
- ID情報
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- ISSN : 0913-3941
- 医中誌Web ID : 2010118073