MISC

2008年4月25日

臨床診断・生化学検査に貢献する酵素の構造と機能解析(<特集>バイオテクノロジーへの応用的戦略を踏まえたタンパク質構造解析)

生物工学会誌 : seibutsu-kogaku kaishi
  • 田村 隆
  • ,
  • 稲垣 賢二

86
4
開始ページ
177
終了ページ
179
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
公益社団法人日本生物工学会

高齢化社会の到来,社会保障予算の縮小,家計を圧迫する医療費などの社会的背景の下,自分の健康状態を自分で把握できる「生化学検査」に注目が集まっている.手軽で簡便な生化学診断キットの登場は,微量にしか存在しない酵素や抗体でも遺伝子組換え技術を駆使して安く大量に作られるようになったことの恩恵の一つである.しかし,生化学診断に便われる酵素や抗体はタンパク質であり「構造安定性」や「検出感度」,「選択性」などの改善が必要である.酵素の構造および機能解析は,そのために必要不可欠な研究基盤であり,一般市民にその意義を強く訴える説得力を持つ.本研究では,このような観点から,イソクエン酸脱水素酵素,グリセロールキナーゼ,L-グルタミン酸オキシダーゼの構造解析について紹介する.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006668450
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10401118
ID情報
  • ISSN : 0919-3758
  • CiNii Articles ID : 110006668450
  • CiNii Books ID : AN10401118
  • identifiers.cinii_nr_id : 1000080184711

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