2002年 - 2004年
水-岩石相互作用から中・下部地殻の変形場を探る
文部科学省 科学研究費助成事業(基盤研究(A)) 基盤研究(A)
- 課題番号
- 14204047
- 体系的課題番号
- JP14204047
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
-
- (総額)
- 57,070,000円
- (直接経費)
- 43,900,000円
- (間接経費)
- 13,170,000円
- 資金種別
- 競争的資金
(1)ガス圧式高温高圧変形試験機に併設して用いる地殻流体状態方程式実験装置を試作し、各種性能テストを実施した。圧力容器内に設置したミニピストン・シリンダーにNaCl水溶液を封入し、それに外部ラインからCO_2を注入し、そのPVTを連続的に計測するシステムである。PとVは約1%の精度で測定できたが、Tの精度向上が今後の課題である。
(2)高速データ収録システムを併設したガス圧式高温高圧変形試験機を用い、固着すべり実験をおこなった。その結果、すべり面が摩擦発熱によって部分溶融を開始した直後に摩擦係数が急激に増加し、すべりが一時的に停止、または最終的に停止することを発見した。
(3)固体圧式三軸変形試験の軸変位駆動系と温度・圧力計測系を整備・一新した。これで、モホ面付近に相当する高温高圧条件での変形実験が可能となり、変形中の差応力も精密に決定することに成功した。沈み込みスラブの脱水によってもたらされたH_2O流体がスラブや下部地殻の流
(2)高速データ収録システムを併設したガス圧式高温高圧変形試験機を用い、固着すべり実験をおこなった。その結果、すべり面が摩擦発熱によって部分溶融を開始した直後に摩擦係数が急激に増加し、すべりが一時的に停止、または最終的に停止することを発見した。
(3)固体圧式三軸変形試験の軸変位駆動系と温度・圧力計測系を整備・一新した。これで、モホ面付近に相当する高温高圧条件での変形実験が可能となり、変形中の差応力も精密に決定することに成功した。沈み込みスラブの脱水によってもたらされたH_2O流体がスラブや下部地殻の流
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- ID情報
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- 課題番号 : 14204047
- 体系的課題番号 : JP14204047