共同研究・競争的資金等の研究課題

1975年

誘電体結晶の構造と相転移および物性評価に関する研究

経常研究  

資金種別
競争的資金

誘電体結晶、液晶等の構造相転移を、誘電応答、熱測定、光学観察、X線・中性子線回折等の手段を用いて実験的に調べ、相転移系列の記述、2次相転移に関与するモードやそれが不安定化する機構の解明、相転移の臨界現象、長周期変調構造を持つ物質の結晶構造解析、不整合・整合相転移に関わるメゾスコピックなパターン形成、リコンストラクティブな1次相転移の機構解明等を研究する。さらに、半微視的モデルを構成し、逐次相転移系列を統一的に説明することの理論的アプローチも行う。1)KDP型結晶におけるプロトンのトンネル効果の再吟味。2)NaNO2の格子振動と亜硝酸基の配向の結合状態の分析