2017年4月 - 2021年3月
口腔ケア簡易版アセスメントシートを用いた誤嚥性肺炎発症リスクの推定
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
・研究期間を延長した令和3年度は、前年度までに入力が終わっている全国の8協力施設から送付されたアセスメント記録について、データの精査を行い種々の解析のための準備を行った。
・本研究課題に関連する研究として、アセスメントシートの評価項目の半分を占める要介護者版聖隷式嚥下質問紙(Swallow-10)のスコア化による評価法を確立し、日本摂食嚥下リハビリテーション学会(名古屋)において「要介護者版聖隷式嚥下質問紙(Swallow-10)の開発」のタイトルで、口頭発表(オンライン)を行った。質問項目に対する3つの回答選択肢の内、重い症状A:4点、軽い症状B:1点、症状なしC:0点としてスコア化し、合計点のカットオフ値を5点とする評価法は高い感度と特異度が確認された。因子分析結果と内的整合性の評価結果を加え、成果をまとめ英文誌Dysphagiaに投稿し、査読結果を待っているところである。さらに、「Googleフォームを用いた簡易版口腔ケアアセスメントシート入力システムの試作」のタイトルで同じく口頭発表を行った。基本項目、および20の質問項目について、ラジオボタンで選択入力ができ(一部記述式)、各施設から送信された収集データをエクセルにエクスポートし、エクセル上でスコアの集計および論理式を用いた嚥下障害のスクリーニングなどの評価を行うことができるシステムである。スマートフォン、タブレットPCを用いた試作システムのテストを行ったところ、操作性が良好で、改良を加えた完成バージョンが期待される。
・研究協力施設職員に対する事後研修に使用する目的で、デイサービスを含む施設利用者の嚥下機能を改善・維持するための指導媒体として制作した「口から健康“口健体操”」のポスターを各施設に送付した。体操の効果を上げるために、実写ビデオを制作することにしており、シナリオの作成などの準備を行った。
・本研究課題に関連する研究として、アセスメントシートの評価項目の半分を占める要介護者版聖隷式嚥下質問紙(Swallow-10)のスコア化による評価法を確立し、日本摂食嚥下リハビリテーション学会(名古屋)において「要介護者版聖隷式嚥下質問紙(Swallow-10)の開発」のタイトルで、口頭発表(オンライン)を行った。質問項目に対する3つの回答選択肢の内、重い症状A:4点、軽い症状B:1点、症状なしC:0点としてスコア化し、合計点のカットオフ値を5点とする評価法は高い感度と特異度が確認された。因子分析結果と内的整合性の評価結果を加え、成果をまとめ英文誌Dysphagiaに投稿し、査読結果を待っているところである。さらに、「Googleフォームを用いた簡易版口腔ケアアセスメントシート入力システムの試作」のタイトルで同じく口頭発表を行った。基本項目、および20の質問項目について、ラジオボタンで選択入力ができ(一部記述式)、各施設から送信された収集データをエクセルにエクスポートし、エクセル上でスコアの集計および論理式を用いた嚥下障害のスクリーニングなどの評価を行うことができるシステムである。スマートフォン、タブレットPCを用いた試作システムのテストを行ったところ、操作性が良好で、改良を加えた完成バージョンが期待される。
・研究協力施設職員に対する事後研修に使用する目的で、デイサービスを含む施設利用者の嚥下機能を改善・維持するための指導媒体として制作した「口から健康“口健体操”」のポスターを各施設に送付した。体操の効果を上げるために、実写ビデオを制作することにしており、シナリオの作成などの準備を行った。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 17K11791
- 体系的課題番号 : JP17K11791
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 24(3) 240-246 2020年12月 査読有り筆頭著者
講演・口頭発表等
2-
第26・27回 合同学術大会 日本摂食嚥下リハビリテーション学会(JSDR2021) 2021年8月20日
-
第26・27回 合同学術大会 日本摂食嚥下リハビリテーション学会(JSDR2021) 2021年8月20日