MISC

2005年

セルフエッチングプライマー接着システムの歯面処理時間短縮が歯質接着性に及ぼす影響.

接着歯学
  • 高畑安光
  • ,
  • 糸田俊之
  • ,
  • 土居潤一
  • ,
  • 田中久美子
  • ,
  • 西谷佳浩
  • ,
  • 吉山昌宏

23
3
開始ページ
183
終了ページ
189
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11297/adhesdent1983.23.183
出版者・発行元
Japan Society for Adhesive Dentistry

セルフエッチングプライマー接着システムにおける歯面処理時間の短縮がエナメル質および象牙質の接着性に及ぼす影響について検討を行った.ヒト抜去健全小臼歯にエナメル質または象牙質被着面を作製し, Clearfil Mega Bond (MB) およびOne-up Bond F (OBF) を用いて被着面に対して20, 10, 5秒間の歯面処理を行った接着試料体を作製した.その後, マイクロテンサイル法を用いた引張り接着強さを測定した.その結果, MBおよびOBFともにエナメル質への歯面処理時間短縮の影響は認められなかった.一方, 象牙質に対する接着強さでは, MBの20秒と10秒処理群以外は歯面処理時間の短縮に伴い接着強さは有意に低下した.以上より, 臨床においてセルフエッチングプライマー接着システムのエナメル質および象牙質に対する接着性能を十分発揮させるためには処理時間を遵守することが重要であることが示唆された.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11297/adhesdent1983.23.183
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130003845690
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00272715626?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.11297/adhesdent1983.23.183
  • ISSN : 0913-1655
  • CiNii Articles ID : 130003845690

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