1994年
歯間ブラシに関する研究、第4報、形状の異なる歯間ブラシのプラーク除去効果について
日本歯周病学会会誌
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- 巻
- 36
- 号
- 3
- 開始ページ
- 665
- 終了ページ
- 670
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2329/perio.36.665
- 出版者・発行元
- JAPANESE SOCIETY OF PERIODONTOLOGY
われわれは歯間ブラシの仕様の違いが隣接面プラーク除去効果に及ぼす影響について一連の検討を行っている。今回第4報として, シリンダー形, テーパー形, 樽形の3種の形状の異なる歯間ブラシについて検討した。成人性歯周炎と診断された初診の患者12名に上記歯間ブラシのいずれかを3週間連続して使用させ1週毎に隣接面プラーク付着量の変化を調べた。その結果いずれの歯間ブラシを使用しても, プラーク付着量は経時的に減少し, いずれの診査時においてもブラシ間で有意な差はなかった。さらに各被験者に対し指導後3週目と4週目には他の形状の歯間ブラシを1週間ずつ使用させ, 各ブラシ使用後のプラーク付着量について検討を行った。その結果, 全診査部位の平均プラーク付着量はブラシ間で有意の差はなかったが, 部位別に検討したところ前歯部および舌側部ではテーパー形および樽形ブラシの方がシリンダー形ブラシに比べ有意に良好なプラーク除去効果を示した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2329/perio.36.665
- ISSN : 0385-0110
- ISSN : 1880-408X
- CiNii Articles ID : 110004726043