MISC

2006年

地球史における環境変化に学ぶ

応用地質
  • 横田修一郎

47
3
開始ページ
156
終了ページ
161
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.5110/jjseg.47.156
出版者・発行元
一般社団法人日本応用地質学会

長い地球史には,自然の変化の膨大な記録とともに,人類が将来にわたって自然環境に順応・共存していくための無数のヒントが埋もれていると考えられる.過去の記録は将来の自然の変化を予測するのに貴重な情報源となるが,それを人間や社会にとっての自然環境の予測に活用するには,いくつかの変換が必要である.地質学的な自然現象を人間感覚の時間・空間スケールに読み替えていかねばならないし,人間社会への影響が多様な自然現象の複合によることを考慮して,内容,大きさ,変化を推定していかねばならない.これには,人間社会の側から自然をみる応用地質学が重要な役割を果たし得ると考えられる.急拡大してきた人間活動による自然への負荷とその規制も,こうした視点のもとに地球史を振り返ることで,議論をより具体的なものにできるであろう.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.5110/jjseg.47.156
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004793111
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00026635
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/8067603
URL
http://ir.lib.shimane-u.ac.jp/24971
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00283612143?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.5110/jjseg.47.156
  • ISSN : 0286-7737
  • CiNii Articles ID : 110004793111
  • CiNii Books ID : AN00026635

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