2014年
身近な線量計や材料を用いた福島県伊達地方の環境放射能測定
地域生活学研究
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- 巻
- 5
- 号
- 開始ページ
- 7
- 終了ページ
- 17
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 富山大学地域生活学研究会
福島県伊達市の調査地域において、市販の線量計を用いた山林や河川の環境放射線の調査や、鉛インゴットを溶融させて作製した遮蔽容器と線量計を組み合わせた簡易土壌分析装置を開発するとともに、ヒマワリ栽培による除染の効果など、地元住民が関心を持つ項目について検証実験を行った。線量計を用いた環境放射線の測定では、長期にわたりコンスタントに調査を行うことにより、航空機モニタリングでは捉えることのできない有用な情報を得られることを示した。簡易土壌分析装置の開発では、少ない量の試料で、短い時間で多数の試料を分析する方法を確立した。さらに、放射性セシウムを移行させやすい環境下におけるヒマワリの試験栽培では、根系を含む分析により、ヒマワリはファイトレメディエーションの作物として適していないことを明らかにした。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 2186-9022
- CiNii Articles ID : 120005441874
- CiNii Books ID : AA12558571