2020年12月15日
ビジネスケースの形式的記述のためのシミュレーション結果の類型化手法
経営情報学会誌
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- 巻
- 29
- 号
- 3
- 開始ページ
- 199
- 終了ページ
- 214
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11497/jjasmin.29.3_199
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 経営情報学会
組織研究では,実在のビジネスケースと組織シミュレーションのログとを比較対照するアプローチがある.両者の実効性のある接地のため,個々のエージェントの行動の詳細な記録を指すミクロ・ログではなく,ミクロ・ログの類型を対象とした分析手法が提唱されている.しかし,当該手法は,分析者のモデルに関する知識が前提であり,あらかじめログの類型を設定する必要があるなど,改善の余地がある.そこで本稿では,組織シミュレーションのミクロ・ログ分析にクラスタリング手法を適用することで,以下の2点を拡張した方法論を提案する:a)分析者がシミュレーションログの類型を事前に設定する必要がないこと,b)シミュレーションログの分析粒度を変えうること.組織の外部環境認識に係る意思決定プロセスを表現するエージェント・モデルを構築し,ミクロ・ログの類型化を行うことで,提案手法の要件が満たされることを例示した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11497/jjasmin.29.3_199
- ISSN : 0918-7324
- eISSN : 2435-2209
- CiNii Articles ID : 130007959159
- CiNii Books ID : AN10551813
- CiNii Research ID : 1391131406291783296