2006年
Navigation Using a Laser Range Finder for Autonomous Tractor(Part 1) -Positioning of Implement-
農業機械学会誌
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- 巻
- 68
- 号
- 1
- 開始ページ
- 68
- 終了ページ
- 77
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11357/jsam1937.68.68
- 出版者・発行元
- The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
農作業の自動化のためには, 作業機自動装着のための接近誘導が重要である。このような接近誘導では頑健な作業位置計測法が求められる。本研究の目的は, 自律走行トラクタが作業機へ接近するための屋外型レーザ・レンジ・ファインダ (LRF) を利用した位置計測法の開発にある。また, リフレクタを利用した位置計測を用いた接近走行制御性能を実規模の自律走行トラクタによる実験で検討した。まず, 平面形リフレクタを用いた位置計測精度を調べた結果, LRFから15mの範囲での精度は5cm以下であった。続いて, コンクリート路面及び草地でこの位置計測法を用いて作業機への接近試験を行った。その結果, 単一のリフレクタを用いた場合には, コンクリート路面と草地の両方で, 自律トラクタは作業機装着位置に位置精度1cm, 方向精度1°で接近できることがわかった。2個のリフレクタを用いた接近制御の場合でも, 位置精度はコンクリート路面で1cm, 草地で2cm, 方向精度は両路面で1°であった。これらの結果から, リフレクタをランドマークとして利用するLRF位置計測法により車両を作業機に精度良く誘導できると結論できた。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11357/jsam1937.68.68
- ISSN : 0285-2543
- ISSN : 1884-6025
- CiNii Articles ID : 40007097446
- CiNii Books ID : AN00200470